【狙い場・買い場】資生堂の利回り4%台に乗せ割安感、海外展開も着実に成果

2012年5月23日 14:29

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

  資生堂 <4911> は、1250円水準を割り、リーマンショック後につけた安値である2009年3月の1233円に接近。セリング・クライマックスといえる動き。中長期的観点では仕込み場といえるだろう。

  海外売上比率が44%超と高まっていることで、このところの欧州信用不安再燃からツレ安となっている。しかし、同社の海外は現実的には堅調で、とくに、最重点市場の中国は消費者の所得増加をバックに好調。国内においても4月に開始したWeb活用の新ビジネスモデルで期待できる。

  2013年3月期は、前期比5.5%増収、営業利益11.2%増益、1株利益55.2円の見通し。配当は年50円の予定。

  23日(水)の株価1243円に対しPERは22倍とマーケット平均の11倍台を上回るものの、利回りは4.02%と4%台に乗せ利回りでの魅力が高まっている。歴史的な安値圏は中期での仕込み場だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
三協フロンテは3連騰、業界標準は復興需要一巡を自己株式取得でカバー=浅妻昭治(2012/05/23)
【銘柄診断】クラレは米モノソル社買収を評価も続伸のあともみ合い(2012/05/23)
【銘柄診断】日野自動車は国内、海外とも上振れ見通し、株不足続き需給妙味も(2012/05/23)
【話題株】ルックは波動の若さが買いを呼ぶ、売り残急増で仕手化に傾斜へ(2012/05/23)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事