【話題株】ケンコーコムは急反落も類似企業IPO接近で思惑再燃余地

2012年5月23日 13:05

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ケンコーコム <3325> (東マ)は23日、寄り付きに900円高を買われたあと、7600円安の5万4500円と売り直されて5営業日ぶりに急反落している。

  同社株は、今年4月26日の一般医薬品のネット販売禁止違憲訴訟での勝訴や、5月17日開示の楽天 <4755> (JQS)との資本・業務提携をハヤし合計6日間に及ぶストップ高を交えて急伸しており、さすがに前日ザラ場につけた年初来高値6万5600円を前に利益確定売りが先行している。ただ5月29日に同社の類似企業が、新規株式公開(IPO)される予定になっており、追撃材料となって思惑を再燃させる展開も想定される。

  IPOされる類似企業は、5月29日に札幌証券取引所アンビシャスに新規上場予定の北の達人コーポレーション <2930> (札ア)で、健康美容のインターネットサイト「北の快適工房」を運営し公開価格は1000円に決定された。

  ケンコーコムの株価は、ネット販売禁止違憲訴訟の勝訴で3日間のストップ高を演じて窓を開けて急伸し、5月9日には前3月期の下方修正・赤字拡大を発表したが、直後に楽天と資本・業務提携、第3者割当増資(発行価格5万4943円)を発表してさらに3日連続のストップ高となった。これに類似企業IPOの追撃材料を続くもので、再度、上値思惑を高めよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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