トヨタ、インドネシアで人材育成センターを設立

　トヨタ自動車は10日、同社のインドネシアにおける車両生産会社であるトヨタ・モーター・マニュファクチュアリング・インドネシア（PT. Toyota Motor Manufacturing Indonesia、以下TMMIN）が、車両製造技能の研修を行う「TMMIN人材育成センター」を本日新設し、その記念式典を行ったと発表した。

　式典には、インドネシアの政府関係者やインドネシアの車両販売会社であるトヨタ・アストラ・モーター（PT.Toyota-Astra Motor）のジョニー・ダルマワン社長、トヨタの宮﨑直樹常務役員らが出席。式典の席上、TMMINの野波雅裕社長は、「人材育成を通じて、インドネシアの経済、社会の発展に貢献していきたい」と述べた。

　人材育成センターでは、TMMINの従業員にトヨタの車両製造ノウハウの体系的な移転を図るため様々な講習や実技訓練を実施する。来年以降、サプライヤーや地域の一般の学生にも受講の機会を設ける方針で、インドネシアの自動車産業を担う人材を育成する。なお、設備面積は3,700m2、受講可能人数は5,300人/年。