【プラント関連銘柄診断】日揮は石油・天然ガスなど資源開発事業も積極化

2012年5月6日 07:57

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  日揮 <1963> は、11年4~12月期の連結受注高が2180億円(海外1282億円、国内898億円)となり、12月末時点の受注残高は1兆188億円となった。

  受注残高の内訳は、分野別には石油・ガス・資源開発4931億円、LNG2943億円、石油精製872億円、化学294億円、その他1146億円となっている。そして地域別には日本1397億円、アジア1799億円、中東3934億円、アフリカ1082億円、オセアニア・その他1973億円となっている。

  主要な手持ち案件としては、カタールのバルザン開発プロジェクト・天然ガス処理設備(数十億米ドル規模)、インドネシアのドンギ・スノロLNGプラント(約17億米ドル)、アルジェリアのビルセバ原油処理プラント(約4億米ドル)などがある。

  さらに12年1月、豪州・イクシスLNGプラントを受注(約4800億円)したことにより、12年3月期通期受注高目標の5500億円(海外4500億円、国内1000億円)を達成した模様である。

  石油・天然ガスなどの資源開発事業への参画も積極化している。11年8月には、米国テキサス州イーグルフォード地域でのシェールオイル鉱区の10%権益を取得した。11月には、国際石油開発帝石 <1605> との共同出資会社を通じて、カナダ・コロンビア州でカナダ・ネクセン社が保有するシェールガス鉱区の40%権益取得で基本合意した。また12年3月には、米国の100%子会社が9.5%権益を保有する米国ルイジアナ州バーミリオン郡鉱区内の試掘1号井で天然ガス生産を開始した。

  なお12年3月期の決算発表は5月14日の予定である。

  株価の動きを見ると、年初の2000円割れ水準から反発して上昇トレンドとなり、3月27日には年初来高値となる2639円まで上昇した。その後は反落して概ね2300円~2400円近辺でモミ合う展開となっている。相場全体の軟調な地合いも影響してやや調整局面のようだ。

  週足ベースで見れば足元は、13週移動平均線近辺でモミ合う展開である。需給面では信用買い残が高水準とは言えず、信用買い残の売り圧力も小さいと考えられるため、13週移動平均線がサポートラインになれば、上昇トレンドを維持して高値を視野に入れる可能性が高いだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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