【銘柄診断】ＮＯＫはスマホ向け配線板など好調で、今３月期は増益に転換へ

　　ＮＯＫ <7240> は４月２日の昨年来高値１９０６円からの調整局面を迎えている。

　　前２０１２年３月期の減益を織り込み、今２０１３年３月期の業績好転を前向きに取り込んで高値を示現したが、その業績好転の足取りを確認したいとの見方が強くなっているようだ。

　　前３月期は営業利益２７６億円（前々期３５１億円）へ引き下げられたが、その主因はタイの洪水の影響。足元ではその影響が一巡しているほか、電子機器部品事業では、フレキシブルプリント配線板がスマートフォンやタブレット型パソコン向けなど新しい用途が増えている。

　　自動車生産の回復でオイルシールも好調に推移しており、今２０１３年３月期については営業利益４００億円台乗せの強気な見方も出ている。

　　５月１１日の決算発表後は再び見直し人気が高まる方向が予想される。目先調整切り上げのタイミング模索の展開に入りそう。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

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