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デサントと伊藤忠、「SKINS」ブランドの商標権を取得 アジア5地域で販売
画像:伊藤忠商事[写真拡大]
デサントと伊藤忠商事は16日、SKINS Global Holding AG社及びその子会社(スキンズグループ)の保有するコンプレッションウェアブランド『スキンズ/SKINS』のアジア5地域(日本、中国、韓国、台湾、香港)における商標権を取得したと発表した。
併せて、伊藤忠商事は、スキンズグループとアジア5地域での独占販売契約を締結。同契約の下、デサントとその子会社(デサントグループ)は、スキンズグループが製造するコンプレッションウェアブランド『スキンズ』の総販売代理店として、アジア5地域における『スキンズ』ブランドの販売を開始する。
まず、2012年秋冬より韓国にて先行販売を開始、2013年春夏より日本、香港の販売も開始し、その他の地域についても順次展開を行う。また、『スキンズ』ブランドのノンコンプレッションカテゴリーの製造、販売についても検討しているという。5年後(2017年度)の全5地域での売り上げは小売上代ベース100億円を目指す。
『スキンズ』ブランドは、1996年、スポーツ医学の最先端国であるオーストラリアで生まれた。運動中に最適かつ正確な圧力を与えることによる「動的段階的着圧」はスキンズ独自の最先端技術であり、オーストラリア理学治療協会から唯一、「コンプレッションアンダーウェア」の承認を受けている。製品が完成するまでに、実に6年もの開発年月を費やした。今日では、ハイパフォーマンスアスリートに圧倒的な支持を受ける一方、健康という観点から日常の様々なシーンでも支持されており、現在、オーストラリア、日本、イギリスを中心に、世界約30カ国、約5,500店舗にて販売されている。
デサントグループは、展開するそれぞれのブランドが独自性のあるマーケティング活動を行い、アジアにおけるリーディングスポーツカンパニーとして認められることをゴールビジョンとし、アスレチック、ゴルフ、アウトドアの3つを事業領域と設定して、さらなる成長、拡大を目指している。今回の『スキンズ』ブランドの導入により、すべての事業領域において日本はもとよりアジア地域での戦略的ブランドとして販売拡充を図っていく。
一方、伊藤忠商事は、『スキンズ』ブランドの展開に関し、デサントグループのアジア5地域での販売を物流面でサポートしていくほか、スキンズグループに対しては、生産・物流面でのグローバルかつ効率の良いビジネススキームの構築に貢献していく。伊藤忠商事の保有するグローバルなネットワークを活かしながら、『スキンズ』ブランドの世界観をさらに強固に打ち出し、同ブランドの価値向上とアジア5地域における取扱いの拡大に貢献していく。
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