【銘柄診断】ワコムはタブレットの需要増を背景に増収益路線復帰を評価する

2012年3月29日 09:44

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ワコム <6727> は29日、4400高の16万6800円まで上げて昨年来高値を更新し3日続伸している。今2012年3月期の第3四半期累計決算では営業利益は27億2900万円と前年同期比4%増となった。売上げは10%増を達成しており、円高が収益の足かせとなった格好だ。

  サムソンのギャラクシーノート向けペンセンサーシステムやプロフェッショナル向け液晶タブレットが予想を上回る伸びを見せていることから、今3月期通期では営業利益37億円と前期比13%の増益を見込んでいる。

  液晶タブレットは今後とも高い伸びが想定されており、来2013年3月期についても期待感が強い。四半期ベースでの営業利益の推移を振り返ると第1四半期の1億9500万円をボトムに第2四半期6億9700万円、そして第3四半期は18億3700万円へ利益回復が鮮明。

  この勢いを引き継げば、来3月期の増益幅はかなり大きいものとなりそう。実態面からは戻りトレンドを継続する勢いが感じられる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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