【チャート・ワンコメント】着実な上昇続くキムラユニティー、好業績、中期4ケタが有望

2012年3月26日 17:13

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■チャート・ワンコメント(日足)

  キムラユニティー <9368> は、昨年11月25日の630円をボトムに着実に下値を切り上げている。去る、3月21日には昨年来高値780円をつけている。今日の動きは776~779円のモミ合い。

  800円に近づいており大台に乗せれば2010年3月以来。業績好調から引き続き上昇相場が予想され中期的には4ケタの可能性も強まりそうだ。

  27日を権利付最終に期末配当10円の権利がついている。期末利回りは1.28%、年間20円配当に対しては利回り2.51%。さらに、「お米券」の株主優待もついている。今3月期は、前期比6.5%増収、営業利益20.3%増益、1株利益47.2円の見通し。

  第3四半期実績で、「物流サービス事業」は前年同期比9.8%増収。震災の影響による生産工場の稼動停止等の影響を受けたものの、中国天津及び広州の子会社の伸長。国内においてもNLS(ニューロジステック)事業分野で新規顧客からの受注が拡大。

  「自動車サービス事業」は同比2.5%減収。個人消費の低迷が続く中、震災により自動車生産が大きく落ち込み、自動車リースの代替、新車販売等が低調。しかし、リース事業を中心に取組んでいる収益改善の効果や中古車販売単価の上昇等により同事業の営業利益は前年同期比59.4%増益。「情報サービス事業」と「人材サービス事業」は小幅増収。

  NLS事業の好調、震災からの自動車の回復見通しなどで次期(2013年3月期)も好調が期待される。たとえば、四季報の次期予想1株利益は82.9円。

  5月上旬とみられる3月期決算発表(昨年は5月10日)において、期待されているような1株利益ならPERでの割安が顕著。4ケタが見込めるだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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