【銘柄診断】バイタルケーエスケーHDは悪材料を織り込み、来期の増益に注目

2012年3月8日 09:27

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  バイタルケーエスケー・ホールディングス <3151> が昨年12月29日の545円を底値に順調な引き戻しを見せている。

  今2012年3月期の決算は第3四半期累計決算の営業利益が2億700万円と、前年同期比76%もの大幅減益を余儀なくされた。ただ、2月6日に決算発表があったが、株価は2月3日を目先底値とするトレンドにいささかの変化も現れず、足元の業績悪は織り込み済みと判断できる。

  事業子会社であるバイタルネットは東北・新潟を主な商圏に医薬品卸売を行っており、直接・間接的に東日本大震災の影響が大きかったほか薬価引き下げもマイナス要因として働いた。

  今3月期通期に付いても営業利益は2億円(前期は7億9200万円の損失)と低迷状態は抜け出せない見通し。来2013年3月期の業績好転に期待がかかるところだが、薬品業界の競争激化の環境が続く見通しにあり、その増益水準が焦点になりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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