イオン、北京市の中国本社が営業活動を開始 「グローカル経営」を実践

2012年3月1日 12:13

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 イオンは29日、3月1日より、中国・北京市において、イオングループ中国本社の営業活動を開始すると発表した。

 イオングループ中国本社は、グローバルな経営視点と地域に根ざした経営を両立させた「グローカル経営」を実践し、中国においてグループ一体となった成長を加速するための経営基盤を強化することを目的として設立したもの。同本社は、自主・自立的に迅速な意思決定を行うとともに、中国におけるグループ成長戦略策定、店舗開発、商品開発、人材採用・育成など、グループ各事業が迅速な成長戦略を推進するために必要な機能を配置する。

 これまでイオンは、北京・天津、山東省、広東省、香港の4つのエリアでGMS(総合スーパー)事業を中心に展開してきた。今後は、SM(スーパーマーケット)事業、ディベロッパー事業、総合金融事業、サービス事業、専門店事業などのグループ各事業を複合的に展開するマルチフォーマット戦略を推進していく。さらに、江蘇省、湖北省、浙江省、福建省を新たな事業展開エリアと位置づけ、事業を展開していく計画。

 また、イオンは、3本社体制の確立に向け、アセアン本社をマレーシアに設立する準備を行っている。3月2日からのイオンベトナムの本格事業開始を皮切りに、今春にも始動する予定。

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