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【銘柄診断】シマノはユーロ安反転も売り方の買い戻しも続き高値顔合わせ
シマノ <7309> (大1)は28日、寄り付きの20円安から切り返し25円高の4680円まで上げて続伸し、前日ザラ場につけた昨年来高値に顔合わせしている。前日27日の米国為替市場で、ユーロが一時、1ユーロ=107.20円と円高に反転、きょうの東京市場でも107円台で推移していることから利益確定売りが再燃したが、売り方の買い戻しが交錯し買い優勢となっている。
同社は、地域別売上高構成で欧州向けの比率が、前12月期で36%を占める最大の収益エリアとなり、欧州景気と為替相場の動向が業績変動要因となっている。そのなかでも業績は、前期は期中の2回の小幅下方修正通りに連続増益率を縮小して着地したが、今期は増益率の持ち直しを予想、純利益は240億円(前期比20%増)と市場コンセンサスを約40億円上回った。
株価は、この業績続伸予想に同時発表の自己株式消却(108万株、発行済み株式総数の1.15%、約40億円)、さらに円安・ユーロ安が加わり窓を開けて急伸、昨年来高値まで700円高した。PERはなお18倍台と市場平均を下回り、信用取組も倍率0.13倍と大きく売り長で逆日歩がついており、為替相場変動を押し返し需給主導の高値追いが見込まれる。上値フシとしては、2010年9月の4640円を払ったことから、次のターゲットとして2008年7月高値5500円が意識されよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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