【銘柄診断】コナミはSNS急拡大で業績は好調、ただ成長持続に状況は流動的

2012年2月27日 19:40

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  コナミ <9766> は9月9日の高値2906円からの調整局面にある。今2012年3月期の第3四半期累計決算は営業利益が309億2100万円と前年同期比86%の素晴らしい決算となった。

  けん引役は「ドラゴンコレクション」、「戦国コレクション」、「プロ野球ドリームナイン」を中心とするソーシャルゲーム。今後とも好調持続が想定されるため、今3月期通期でも営業利益は400億円と前期比92%の大幅増益が想定されている。

  ただ、株価はその先、中期的な展望の流動的な状況を懸念している。豊富なコンテンツを抱えるため、来2013年3月期以降の見通しも明るいが、これまで株価を支えてきた生命線は成長性。

  ゲーム人口が飽和に近づきつつある懸念、ヒット作の人気の短期化など課題が出てきたのも事実。そうした懸念を払う成長を決算で証明できるかどうかだろう。昨年9月の高値時は取組みが0.2倍と大幅売り長にあったが、今回は3,5倍と買いが大きく膨らみ、需給は昨年高値時ほどには良くない。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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