関連記事
トヨタ、「インフラ協調による安全運転支援システム」の公道走行実験を実施
トヨタ自動車は22日、高度道路交通システム(ITS)技術を活用して交通事故低減を目指す「インフラ協調による安全運転支援システム」開発の一環として、警察庁が推進し、社団法人新交通管理システム協会が主催する「安全運転支援システム(DSSS)」の実証実験に参画し、2012年3月より、愛知県豊田市において公道走行実験を実施すると発表した。実験期間は2012年3月~5月までの約3ケ月間を予定している。
今回、公道走行実験を行うシステムは、従来の光ビーコンを通じて所定のポイントで情報提供されるシステムを進化させたもので、総務省より2011年12月にITS向け周波数として割り当てられた700MHz帯の電波を利用する。車両に搭載したセンサーでは検出困難であった、右折車の死角に入った対向直進車や横断中の歩行者を、路側に新たに設置したセンサーで検知し、その情報を新設した路側無線装置から700MHz帯の電波を用いて、ドライバーに提供することで、交差点事故の主な原因となっている認知ミスを防止しようとするもの。
トヨタはこれまでも、究極の目標である「交通死傷者ゼロ」を目指し、より安全な車両・技術開発を進めてきており、今回の公道実験を、「2018年までに交通事故死者数2,500人以下」という政府目標の実現に向けた取り組みの一つとして位置付けている。
トヨタは、今回の公道実験を通じ、様々な運転状況でのドライバーの運転行動データを収集、分析することにより、インフラ協調システムによる事故低減効果を予測し、当該システムの開発に活かしていきたいと考えている。今後は、音声やディスプレイでの情報提供に加え、ドライバーへの警報や車両の減速・停止といった「インフラ協調による介入制御」等への発展を視野に入れたシステムの開発につなげていく予定。
なお、ITS向け周波数(700MHz帯)は、地上波TV放送がアナログ放送からデジタル放送へ移行したことで使用可能となった周波数帯の一部であり、建物や大型車の陰などの見通し外への回り込みに優れた電波特性を有するため、危険な状況の発見遅れが原因で発生する交差点での出会い頭衝突事故や、右折時の対向直進車との衝突事故等の防止支援に有効であると期待されている。
関連情報
スポンサードリンク


