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【人気株診断】三井住友建設18%の急落、「6809万株の信託設定」嫌気
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三井住友建設 <1821> の13日(月)の株価は、20円安の86円と急反落。下落率では18.8%と大きい。
50円台のモミ合いを年初に上放れて2月7日には117円と1ヶ月余で2倍に上昇。昨年来高値136円(2011年3月)上抜きも時間の問題とみられていた。そこへ、今度の急落である。
10日(金)15時30分に、「第3四半期決算」と、「主要株主による同社株式の信託設定」を発表。第3四半期は、前年同期比0.9%減収、営業利益12.0%減益。減収減益だったものの、今3月期通期では従来予想通りで、前期比6.5%増収、営業利益0.8%増益、1株利益6.3円の見通し。配当は無配。
「株価下げとなったのは業績ではなく、同社主要株主の大和証券エスエムビーシープリンシバル・インベストメントが持株6809万株強を市場で売却することを目的とした有価証券処分信託を設定したことが響いた」(中堅証券)ということだ。信託設定期間は2月13日から来年10月31日まで。
「一度にマーケットで売れないから売りファンドを組んだのではないか」(元証券会社役員)という。去る、1月11日には、「独自の放射能汚染土壌の除去システムの効果」について公表。除染関連の有望株として期待されていた。
信用買残が急膨張、買方は梯子を外された形になった。今後は空売がどのていど増えるかが注目されることとなりそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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