【注目の決算発表】ディスコは業績再々下方修正で見切売りが先行し続急落

2012年2月9日 11:05

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ディスコ <6146> は9日、165円安の3920円まで下げて4日続落している。前日8日大引け後に今3月期第3四半期(3Q)決算とともに、3月通期業績の3回目の再下方修正を発表、見切り売りが増勢となっている。

  3月通期業績は、昨年8月、11月と四半期決算開示のたびに下方修正されたが、その11月の再減額値をさらに引き下げた。売り上げを18億円、経常利益を7億円、純利益を2億円それぞれダウンさせたもので、純利益は、61億円(前期比44%減)と減益転換率を悪化させる。

  最終製品需要の低迷から半導体在庫水準が高止まりし、半導体メーカーの設備投資が、アジア地域を中心に減速、精密切断装置の売り上げが減少して円高が続いたことなどが要因となった。

  株価は、昨年8月の業績減額・減配で昨年来安値3275円、11月の再減額・再減配で3585円と売られ、年明け後は米インテル社の好決算に反応して4475円までリバウンド、早期開示の3Q連結売上高の連続2ケタ減で4000円台を割った。下値では売り長で逆日歩のつく信用好需給との綱引きも激化しそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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