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<米国>1月のISM景況感指数:アメリカ経済の底力
2月1日に米国サプライマネジメント協会から発表された1月の「ISM製造業景況感指数(※1下部に説明あり)」。総合指数は前月より+1.0ポイントで54.1になりました。内訳を詳しく見ると、新規受注指数は前月より+2.8ポイントで57.6、生産指数は-3.2ポイントで55.7、雇用指数は-0.5ポイントで54.3となりました。また、今回の総合指数の市場予想は54.5でしたが、0.4ポイント下回る結果となりました。
続いて、3日に同協会から発表された「ISM非製造業景況感指数(※2下部に説明あり)」。総合指数は前月より+3.8ポイントで56.8になりました。内訳を詳しく見ると、事業活動指数は前月より+3.6ポイントで59.5、新規受注指数は+4.8ポイントで59.4、雇用指数は+7.6ポイントで57.4となりました。また、今回の総合指数の市場予想は53.2でしたが、3.6ポイント上回る結果となりました。
昨年末あたりから停滞気味だった景気が再び拡大のスピードを増してきています。3日に発表された1月の雇用統計でも失業率が前月の8.5%から8.3%に低下しており、アメリカ経済の底力を感じます。
※1製造業約350社に1カ月前と比較して景気(生産・新規受注・雇用状況などなど)が「良い」「変わらず」「悪い」の3択で答えてもらい、これを基に指数を算出。50を下回ると景気後退、50を上回ると景気拡大の状態と考えられる。
※2非製造業約370社に1カ月前と比較して景気(事業活動、新規受注、雇用状況など)が「良い」「変わらず」「悪い」の3択で答えてもらい、これを基に指数を算出。50を下回ると景気後退、50を上回ると景気拡大の状態と考えられる。米経済の約9割を非製造業が占めています。
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