コニカミノルタ、フィリップスと直管形LEDランプのオフィス向け販売で協力

2012年1月24日 11:36

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 コニカミノルタホールディングスは23日、フィリップス エレクトロニクス ジャパンと、国内オフィス向けの販売において協力することで合意したと発表した。

 今回の合意に基づき、コニカミノルタは、傘下の情報機器国内販売会社であるコニカミノルタビジネスソリューションズ(以下、コニカミノルタBJ)を通じて、フィリップスの直管形LEDランプ「MASTER LEDtube(マスターLEDチューブ)」の販売を今月より開始する。

 各企業では、環境負荷低減や東日本大震災を起因とした電力不足対応のために、節電への取り組みを進めているが、その一方でオフィスの快適性や能率を損なうことなく、省エネを実現することが求められている。オフィス向けの情報機器およびソリューション販売を主要な事業とするコニカミノルタBJの顧客からも、かねてよりこの課題解決支援に対する要望が寄せられていた。

 コニカミノルタは、有機EL照明をはじめとする次世代照明を最も有望な新規事業と位置づけ、研究開発とマーケティング活動を推進している。昨年10月には、リン光発光材料のみを使用し、世界最高レベルの発光効率を実現した有機EL照明パネルを世界で初めて商品化し、サンプルキット「Symfos(シンフォス)OLED-010K」として発売するとともに、照明に係わる要望への対応についても検討を進めてきた。

 このような背景の下、今回コニカミノルタは、直管形LEDランプとして非常に優れた性能を持つフィリップスの「MASTER LEDtube」を調達し、コニカミノルタBJが強みを持つオフィス市場向けに販売を行っていくことを決定した。

 コニカミノルタは、今回の販売により、企業の顧客の課題解決に貢献するとともに、照明市場における販売体制構築と事業展開力の強化を図ることができると考えているという。

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