関連記事
【話題株】オリンパスは上場維持決定にADR高が加わり急反発
■株価材料はる資本提携問題にシフト
オリンパス <7733> (東1・特設)は、115円高の1314円まで上げて変わらずを挟み3営業日ぶりに急反発している。
前週末20日大引け後に東京証券取引所が、同社株の監理銘柄(審査中)指定を解除して新たに特設注意市場銘柄に指定し、上場維持が決定するとともに、日本経済新聞も、同社株を日経平均株価構成銘柄として採用を継続すると発表、前週末の米国市場で同社ADR(預託証券)が、東京市場の終値に対して24円高(円換算値)で引けたこともフォローして売り方の買い戻し主導で買い再燃となっている。また、ダイヤモンド・オンラインで、資本提携先としてソニー <6758> を最有力候補として最終調整していると観測報道されたことも材料視されている。
同社株は、同社のマイケル・ウッドフォード元社長の解職とともに、最大で1235億円にのぼる損失隠し、虚偽記載が発覚、監理銘柄(確認中・審査中)に指定され、強制捜査も受け、株価は、2032円から昨年来安値424円まで急落、この虚偽記載に伴い同社の上場が維持されるか廃止されるかで思惑が錯綜、株価も、1415円まで急反発した後は880円から1346円までの間で乱高下した。
今回の特設銘柄指定は、今後、損失隠しのほか、本業での虚偽記載が発覚した場合には改めて検討されるいわば限定的な上場維持で、株不足で逆日歩のつく信用好需給と相まってなお強弱感は交錯する。また、株価材料としては、上場維持問題より複数の候補銘柄が浮上している資本提携問題にシフトしており、この動向からも目を離せない。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・【仕手株診断】宮地エンジニアリンググループは3段上げ相場を残すが短期決戦型(2012/01/21)
・【仕手株診断】森組は人気相場の持続性に期待も、業績の好調がフォロー材料に(2012/01/21)
・犬丸正寛の相場格言~データでは説明できない先人の知恵をもとに株式投資で大成功~(2011/08/10)
・株式評論家・浅妻昭治のマーケットセンサー(銘柄発掘の王道を伝授・注目株厳選)メルマガがスタート!登録受付中(2011/06/22)
※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク
