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【銘柄診断】東京製綱は来期の業績は回復予想だが、買い残の増加が足かせに
東京製綱 <5981> は昨年12月29日の145円でダメ押しを入れ、年明けとともに出直り色を強めつつある。再生可能エネルギー関連株人気に乗り昨年6月14日に347円の高値まで買い進まれた。太陽電池市場が急拡大している中国向けにソーワイヤが大きく伸びるとの期待が高値形成の背景だった。
しかし、その中国市場ではソーワイヤ市場の競争激化により収益が急激に悪化、欧州の財政危機に起因する需要減退などもあり、今2012年3月期は営業利益が従来の46億円から25億円(前期34億6300万)へ大幅に下方修正された。
そうした環境の厳しさを織り込みながら、昨年6月高値347円から一貫した調整を強いられ、昨年11月25日の140円まで下げた。高値から6割のきつい下げである。しかし、信用買い残は高値時の396万株から逆に一貫して増加、直近1月6日申し込み現在では1174万株にまで膨らんできた。押し目買いがどんどん積み上がっている状況を示しており、株価が上がればすかさず戻り売りが出てくる。
アナリスト筋は来2013年3月期は大幅増益を想定する声が強いが、市場がどれだけ前向きに捉えるかだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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