【チャート・ワンコメント】２０００円割り新安値のダイキン、０８年１０月水準が下値のフシに

■チャート・ワンコメント（日足）

　　ダイキン工業 <6367> は、１０円安の１９９９５円と４日続落、連日の昨年来安値更新。日足チャートは、昨年秋以降、２０３０～２３００円で大きくモミ合っていた。そのモミ合いを今年になって切ってきた。しかも、２０００円割れは２００９年３月以来となった。

　　チャートでの次の下値のフシは２００８年１０月のリーマンショック安でつけた安値１５６０円までない。ただ、一気にそこまでの下げはないだろう。大体、過去において３０日線とのマイナス乖離が２０％程度となったところで底打ちしているので、１８９０円前後が下値のメドとなるだろう。

　　海外比率は６割強と比較的多い。ヨーロパの信用不安の影響は心配される。今期（２０１２年３月期）は、前期比１０．３％増収、営業利益１９．３％増益、１株利益１５７．８円の見通し。もっとも、この予想は昨年１１月８日公表で、当時から、ユーロ安・円高はかなり進んでいる。マーケットは業績の下ブレを感じ取っているのかもしれない。第３四半期決算は２月８日（水）１５時２０分に発表の予定。それまでは、もやもやした状況でのジリ安展開が予想される。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

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