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<米国>12月のISM景況感指数:米自動車シェア拡大が好影響
1月3日に米国サプライマネジメント協会から発表された12月の「ISM製造業景況感指数(※下部に説明あり)」。総合指数は前月より+1.2ポイントで53.9になりました。内訳を詳しく見ると、新規受注指数は前月より+0.9ポイントで57.6、生産指数は+3.3ポイントで59.9、雇用指数は+3.3ポイントで55.1となりました。また、今回の総合指数の市場予想は53.5でしたが、0.4ポイント上回る結果となりました。
続いて、5日に同協会から発表された12月の「ISM非製造業景況感指数(※下部に説明あり)」。総合指数は前月より+0.6ポイントで52.6になりました。内訳を詳しく見ると、事業活動指数は前月と変わらずで56.2、新規受注指数は+0.2ポイントで53.2、雇用指数は+0.5ポイントで49.4となりました。また、今回の総合指数の市場予想は53.0でしたが、0.4ポイント下回る結果となりました。
5日に発表された「米自動車販売」で前年比+8.7%の販売増を示した米自動車業。米国最大の自動車メーカーGMは+4.5%に留まるも、フォードは+10%、クライスラーは+37%と米自動車メーカーが大幅にシェアを拡大しています。一方、東日本大震災やタイの洪水問題などで一時供給が滞ったトヨタは横ばい、ホンダは-19%とシェアを落としました。6日に発表された雇用統計を見ても、自動車関連業の雇用が大きく伸びていることから、米自動車業が現在の製造業を引っ張っていることは間違いないでしょう。
※1製造業約350社に1カ月前と比較して景気(生産・新規受注・雇用状況などなど)が「良い」「変わらず」「悪い」の3択で答えてもらい、これを基に指数を算出。50を下回ると景気後退、50を上回ると景気拡大の状態と考えられる。
※2非製造業約370社に1カ月前と比較して景気(事業活動、新規受注、雇用状況など)が「良い」「変わらず」「悪い」の3択で答えてもらい、これを基に指数を算出。50を下回ると景気後退、50を上回ると景気拡大の状態と考えられる。米経済の約9割を非製造業が占めています。(執筆者:山本達彦・やさしい株のはじめ方 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
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