キヤノン、タイにデジタル複合機の製造拠点を設立 総投資額は約150億円

2012年1月5日 19:09

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 キヤノンは5日、デジタル複合機およびサービスパーツの組み立てと柔軟な生産体制を構築することを目的に、タイ・プラチンブリ県に新会社Canon Prachinburi(Thailand)Ltd.(キヤノンプラチンブリタイランド)を設立したと発表した。

 昨今の複合機市場は、新興国を中心に堅調な伸びを示している。キヤノンでも、今後のさらなる需要拡大が見込まれる普及クラスの複合機の生産に対し、生産能力の確保と柔軟な対応を可能にすることが急務となっている。

 こうした状況を踏まえ、キヤノンでは、新たに土地を購入し、Canon Prachinburi(Thailand)Ltd.を、タイ・プラチンブリ県に設立することを決定。同地は、周辺地域に部品に関連する企業が多くインフラが整備されていることや、安定的な電力供給を見込めることに加え、継続的な人材確保も期待できるなど、生産に関する環境が充実している。

 新会社については、2012年2月に着工し、2013年4月の操業開始を予定している。総投資額は約150億円。

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