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東芝とIHIが可搬型の放射能汚染水処理システムを共同で開発
記事提供元:エコノミックニュース
東芝及びIHIは可搬型の放射能汚染水処理システム「SARRY-Aqua」を共同開発。2012年1月から東芝が中央官庁や地方自治体などと、本装置を使った活動について協議していく。
同装置は、福島第一原子力発電所で稼働する汚染水処理装置「サリー」を小型化したもの。低濃度の汚染水をポンプで汲み上げ、吸着材が入った容器の中で汚染水から放射性セシウムを除去する。サリーの技術をベースとしているため、機器構成がシンプルで、ポンプやモーターなどの動的機器を減らし、故障の少ない、安定した稼働を可能。また、セシウムなどの放射性物質を取り除くための吸着材を格納する容器内部には遮へい体を設置しており、安全性に配慮した構造となっている。処理能力は、汚染水1トン(1m3)を1時間で処理することができ、処理した水の放射性セシウムの濃度は、10ベクレル/キログラム以下にすることが可能。さらに、処理装置をトラックに積載することにより、移動が可能となり、様々な場所で、放射性セシウムを含んだプール水や農業用水、除染で発生した水等の処理を行う。
東芝とIHIは、今後も最先端の技術開発を進め、被災地の復興や社会に貢献できるよう努めていく。
※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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