【銘柄診断】ミルボンは黒髪女性が多い中国、韓国などでの展開力に期待大きい

2011年11月29日 09:49

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ミルボン <4919> は7月20日の年初来高値2597円からの調整場面を迎えているが、押し目買いの流入を映し、高値圏で頑強な動きを見せている。チャートは下値切り上げのパターンを描き、明らかに上値を指向の動きと見て取れる。

  トレンドの変化に伴うパーマメニューの減少でパーマネントウェーブ用剤部門は伸び悩んでいるが、ファッションの流行にあわせたカラー提案が奏功し染毛剤部門が好調に推移。大型新製品の投入でヘアケア用剤部門も伸長しているため、今2011年12月期は営業利益37億8000万円と前期比5.6%増が見込まれている。また、期末配当を4円上積みし34円にすると発表。中間配当30円とあわせて年間配当は64円となる。

  中国市場では日本のヘアスタイルがトレンドに敏感な中国女性の間で流行しているほか、韓国市場でもカラーブームを背景に、地域の優良・大型サロンからの教育支援活動に対する引き合いが急増している。

  中国、韓国などでは黒髪女性が多く、両国でブランドを確立しつつある同社のポテンシャルは極めて大きい。株価もそこらあたりを先取りしたものと言え、来2012年12月期の増益幅が大きくなるようだと、株価は新展開を疾駆する場面が見られそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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