【銘柄診断】ＷＯＷＯＷは再度高値チャレンジの態勢に入る、後半もスタート好調

　　ＷＯＷＯＷ <4839> は４月２１日に１７万３２００円の年初来高値を示現、以後調整色の強い展開になっていたが、ここへきて再び高値を射程内に置く水準にまで戻し、新展開へチャレンジの態勢を固めつつある。

　　今２０１２年３月期の９月中間決算は営業利益が５１億２７００万円と前年同期比１１．４％の増益を達成した。期初の見通しの４０億円を大きく上回る決算だった。東日本大震災の影響で解約件数が増加と新規加入獲得は鈍化と見込んでいたが、ともに影響は期初想定より軽微だったことが要因。

　　中間決算期末の累計加入者数は、１年前に比べ５万件少ない２４３．３万件。新規加入から解約を差し引いた正味加入件数は第１四半期こそ１３．９万件の純減になったが第２四半期には６．１万件の増加に転じた。そして後半スタートの１０月も３．２万件の純増を達成した。

　　それにもかかわらず今３月期の営業利益は期初の２０億円から４０億円（前期５６億３１００万円）への小幅増額に留まっている。前半に確保した営業利益を下回る修正とあって、やや慎重に過ぎる嫌いがあるようだ。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

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