三菱自動車、北米向け「i-MiEV」を水島製作所で生産開始

2011年10月28日 14:22

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i-MiEV(北米仕様)(画像提供:三菱自動車)

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  • i-MiEV(北米仕様)(画像提供:三菱自動車)
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 三菱自動車は28日、同社の水島製作所において、新世代電気自動車『i-MiEV(アイ・ミーブ)』の北米仕様車の生産を開始したと発表した。同車は、今年11月下旬に米国西海岸(カリフォルニア州、ワシントン州、オレゴン州)およびハワイ州で販売を開始した後、2012年度末までには米国およびカナダの全域にその販売エリアを広げる。

 『i-MiEV』北米仕様車は、北米の安全基準に適合するため、乗員の着座位置を検知して展開量を制御するアドバンスドエアバッグシステムや、タイヤ空気圧モニター(Tire Pressure Monitoring System:TPMS)などの安全装備を新たに採用したほか、北米の顧客ニーズに対応するため、モータートルクの向上なども図っている。また、外観は、前後バンパーの大型化および全幅を拡大し、安全性と安定感を高めるとともに、大人4人が十分乗れる居住性を確保している。

 三菱自動車は2009年7月、環境汚染、地球温暖化、エネルギーの多様化など、自動車が直面する課題に対応する究極の環境対応車として、世界に先駆けて『i-MiEV』の販売を開始した。2010年には欧州等への輸出を本格的に開始しており、電気自動車の累計生産台数は、今年9月末時点で約1万6,000台に達している。今回、北米での販売を加えることで、電気自動車のグローバル展開を着実に進める。

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