【銘柄診断】コマツは外国人売りに予想外に下げる、中期的には好買い場に

2011年9月20日 18:43

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  コマツ <6301> は9月12日に1703円の年初来安値に売り込まれるなど低調な動きが続いている。

  今2012年3月期第1四半期は営業利益683億6900万円26.4%増益と好調。鉱山向け大型建機の好調が支えだが、中国向けの油圧ショベルなどが前年同期比23.4%の減収となり、先行きがやや懸念されている。

  今年5月高値2926円高値までのロングランの上昇相場では同社の成長性を手掛かりに外国人の買いが増え、前2011年3月末で外国人の持ち株比率が43%にアップ。しかし、そこから外国人の売りが継続的に出ていることが株価低調の要因だ。

  また、直近9月9日申し込み現在の信用買い残は1533万株と前週比214万株も増加、年初来最高の水準に達している。同社の実力を評価する個人投資家が押し目買いに強い意欲を示していることがうかがえる。しかし、安値圏での信用買い残の増加は少し戻れば利食い売りが出てくることを示している。

  会社側は中国向けの計画値を下方修正したうえで今3月期は営業利益3050億円(前期比36.8%増)を見込んでいる。そうした慎重見通しベースでも今3月期のPERは9倍に過ぎない。中期的には格好の買いゾーンに届いたと思われる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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