【銘柄診断】毎日コムネットはTOB終了で材料端境期、業績ウォッチの展開へ

2011年9月16日 18:18

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  毎日コムネット <8908> は16日、2円高の348円と続伸した。高値405円近辺でのモミ合いから急落場面に遭遇していたが戻り基調になっている。

  7月14日に河合塾グループの持ち株会社であるKJホールディングスが同社に対し、1株当たり405円で株式公開買い付け(TOB)を行うと発表、以後はTOB価格に張り付いた展開が続いていたが、TOBが9月12日で終了、支援材料一巡が人気後退につながった。

  毎日コムネットは賃貸管理する学生マンションへの入居を河合塾グループに推奨してもらう一方、両社は海外留学生などが入居する高規格の国際学生寮を共同開発し、事業拡大を目指しており、今後はそうした提携効果の発揮が期待される。

  今2012年5月期は営業利益5億7000万円(前5月期5億5400万円)と表面的には好調見通しだが、前期は決算期変更に伴う6か月決算。実質的には今5月期は減益となる。配当利回りは3.2%に達しているほか、PBRは0.8倍と、株価は割安圏内にまで下げてきた。下げ止まりからもみ合いに転じ、今後の業績動向をウォッチする展開に入りそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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