【銘柄診断】ケーズＨＤは株式交換接近で最高純益を買い直して急反発

　　ケーズホールディングス <8282> は７日、１３０円高の３１９５円まで上げて５営業日ぶりに急反発した。９月２０日にアリデン（和歌山県御坊市）を株式交換により完全子会社化、連結子会社の関西ケーズデンキが吸収合併するのを前に、同社の連続して過去最高純利益を更新する今３月期の好業績を見直し割安株買いが再燃しており、初実施となる２Ｑ配当取りも意識された。

　　アリデンは、和歌山県を地盤とする家電量販店で店舗数は３店舗を展開、４１店舗を展開する関西ケーズデンキの店舗網拡大に寄与する。

　　一方、ケーズＨＤの今期業績は、増収増益と続伸、純利益は２９０億円（前期比２３％増）と過去最高更新が予想されている。

　　８月発表の第１四半期決算は、節電対策商品、猛暑関連商品、さらに地上デジタル放送完全移行関連商品などが好調に推移、純利益は７１億３８００万円（前年同期比３．０倍）と大幅続伸し、通期純益対比で順調な進捗率を示した。

　　配当は、年間６０円（前期実績４５円）に連続増配されるが、初の２Ｑ配当として３０円として実施される。

　　株価は、節電・猛暑関連人気にアリデンの完全子会社化が加わって年初来高値４０７５円まで急伸し１０００円幅の調整をした。再度、内需業態評価でＰＥＲ５倍台の超割安修正が想定される。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

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