三菱ふそう、小型バス「新型ローザ」を大幅に改良し新発売

2011年8月24日 17:53

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小型バス「新型ローザ」(ロングボディ・室内プレミアム仕様・撮影用特別仕様車)。写真:三菱ふそうトラック・バス提供。

小型バス「新型ローザ」(ロングボディ・室内プレミアム仕様・撮影用特別仕様車)。写真:三菱ふそうトラック・バス提供。 [写真拡大]

 三菱ふそうトラック・バス(以下:MFTBC)は24日、小型バス「新型ローザ」に新開発のパワートレーンを搭載し、8月31日から全国の三菱ふそう系販売会社及びMFTBC地域販売部門から発売すると発表した。最大定員は29人。価格は、「ロングボディAMT(DUONIC)室内スタンダード仕様」モデルで、642万8100円。

 同車は、昨年フルモデルチェンジした小型トラック「新型キャンター」に搭載し、従来のAMTを凌駕する低燃費とスムーズでショックの少ないシフトチェンジで好評を得ている、デュアルクラッチ式オートマチックトランスミッション「DUONIC」(デュオニック)と、軽量で高効率燃焼を誇る3.0ℓ「4P10」型エンジンを新たに搭載。加えて、排気後処理装置「BlueTecシステム」(再生制御式DPF+尿素SCR)を組み合わせることにより、PMとNOxの排出量の低減と車両の大幅な燃費向上による、CO2の削減を実現した。

 その結果、全車でポスト新長期排出ガス規制(平成22年規制)に適合。また、小型バスで国内初の平成27年度重量車燃費基準を全車で達成するとともに、その基準値を5%上回るトップレベルの燃費を実現し、自動車重量税と自動車取得税がそれぞれ75%減税となる「エコカー減税」の対象とした。

 その他にも、2012年7月から実施される乗員保護規制(ECE規制)にいち早く適合した、ELR付3点式シートベルトを客席に標準装備し、小型バスでトップレベルの安全性能を備えた。

 「『ローザ』は、『初代ローザ』の生産開始から昨年で50年を迎え、現在では世界約40ヶ国で発売している信頼と実績のあるグローバルなバス」と同社はコメントしている。


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