【銘柄診断】アルファは８月配当狙いの買いに強調、来期の販促活動回復に期待

　　アルファ <4760> は５月２４日の年初来安値１２０円で底打ちを完了、以後は着実な戻り足を見せている。７月４日・２６日・２７日に１４７円の年初来高値を示現し、チャート的にはダブルトップ形成のパターン。ただ７月２６日以降も高値圏で頑強な動きを見せるなど、売り急ぐ動きは見られず相場の基調は強い。

　　今２０１１年８月期末に年７円配当を一括実施の予定で、４．８％に達する利回り狙いの買いが下値に控えている。同社はポスターやのぼりなど販促商品を幅広く扱っているが、東日本大震災の影響で、イベント並びに販促キャンペーンが中止や延期となり、売り上げがダウン。今８月期の営業利益は従来の１億５００万円から４０００万円（前８月期９２００万円）へ減額修正された。

　　ただ、販促へ向けて今後は小売店の販促活動が回復に転じる可能性が強く、震災の影響が一巡する来２０１２年８月期の見通しは明るくなるものと見られる。配当狙いの買いに株価はなお強調場面を継続の方向が予想される。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

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