【銘柄診断】カナモトは後半にかけ復興需要の増加が顕著に、上方修正に期待

2011年7月28日 18:24

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

  カナモト <9678> は値固めが進展、3月30日の年初来高値658円クリアーへ向けタイミング模索の動きに入ってきた。東日本大震災で社有設備ならびにレンタル用建設機械が一部罹災したほか、災害影響による建設工事の中断、立ち入り禁止区域内の営業休止などが響き、今2011年10月期4月中間決算は営業利益が当初の19億4000万円から17億2400万円(前年同期比46%減)へ下方修正となった。

  しかし株価はそうした状況に全く反応せず、強さを保ったまま。会社側では震災以降、東北、関東の被災地での建機レンタル需要が極めて旺盛なうえ、レンタル料も需給バランス改善から好転。

  電力不足懸念による発電機需要が引き続き見込めることから、下期は相応の収益効果を得られると明るい見通しを発表している。それにも関わらず中間の営業利益17億2400万円に対し10月期通期の営業利益は14億4000万円と、後半赤字を見込む現実感のない見通しとなっており、増額期待が次第に高まりつつある足取りだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
阪急・阪神のエイチ・ツー・オーリテイリングは増額修正(2011/07/28)
ポーラ・オルビスホールディングスは年初来高値を更新し3日続伸(2011/07/28)
株式表隣家・浅妻昭治のマーケットセンサー(銘柄発掘の王道を伝授・注目株厳選)メルマガがスタート!登録受付中(2011/06/22)
プロの記者が急騰銘柄を徹底予想!日刊株式投資情報新聞(無料)メルマガ登録受付中!(2011/06/08)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事