【銘柄診断】ファナックは高値更新後に円高進行で利益確定売りが交錯

2011年7月21日 18:41

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ファナック <6954> は21日、50円高の1万4510円まで上げて年初来高値更新となった。マイナス圏でのもみ合いから終値は20円高1万4480円と続伸した。

  米国市場で19日、20日とハイテク株のアップル、インテルが好決算を発表したことに関連して、同社が7月27日に発表を予定している今3月期第1四半期(1Q)決算への期待を高めて買い増勢となったが、前日の米国市場でNYダウが、15.51ドル安の1万2571.91ドルと反落し、為替相場も、1ドル=78円台と円高になったことも響き利益確定売りが増勢となっている。

  同社の業績は、中国などのアジア市場でFA・ロボドリルやロボカットが好調に推移、米欧州市場でロボットも続伸していることから上方修正され、前3月期は大幅増益転換した。

  今期は、第2四半期(2Q)累計業績のみ開示し、配当も未定としているが、米国で好調な決算発表が続いていることから、1Q業績の大幅続伸、2Q・3月通期業績の上ぶれ修正・連続増配思惑も高まっている。

  株価は、投資採算的には割高だが、信用取組は株不足で逆日歩のつく好需給となっている。利益確定売りを交えつつなお主力株人気を高め上値追いが想定される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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