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【銘柄診断】巴工業の今期見通しは超保守的、業績の大幅増額期待が焦点に
記事提供元:日本インタビュ新聞社
巴工業 <6309> は3月15日の年初来安値912円から一気の反転相場に突入、4月22日には1849円まで買い進まれた。その後の展開も特筆されるもので、常に高値を奪回できる距離を保ちながら、頑強な動きを見せている。
被災した下水処理施設の遠心分離機の修理や更新需要が増加、住宅・建設向けの工業材料や機能材料等も好調が見込まれ、好業績に焦点が当たっている。今2011年10月期中間決算は営業利益16億8500万円と前年同期比2.3%増益を達成した。ただ10月期通期ついては営業利益22億7000万円(前期比4.5%増)の当初見通しを据え置いた。ただこれでいくと、後半の営業利益は5億8500万円へ急減することになってしまう。
日本経済がこれから回復しようという状況下でそうした慎重な見通しは想定しにくい。アナリスト筋は会社側見通しを大きく上回るラインを想定している。まだ業績増額の期待値を評価している局面だが、具体的に表面化した時、株価は新展開に勢いを増していくことが予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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