6月のSuicaとPASMOの電子マネー利用件数、初めて6000万件を突破 

2011年7月7日 02:50

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6月のSuicaとPASMOの電子マネー利用件数、初めて6000万件を突破。写真はJR東日本のウェブサイトより

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 JR東日本は6日、6月の「Suica」と「PASMO」の電子マネー利用件数が6,257万件となり、2つの交通系ICカードの1ヶ月あたりの電子マネー利用件数が、2007年3月のSuica・PASMO相互利用開始から初めて6,000万件を突破したと発表した。

 一方、「Suica」と「PASMO」の1日あたりの電子マネー利用件数については、6月24日が257万件で、こちらも2007年3月のサービス開始から初めて250万件を突破している。日常生活に電子マネーが浸透し、利用率が高まっていることを証明する形となった。

 なお、2011年6月末現在、Suica・PASMOの発行枚数は約5,444万枚。Suica発行枚数は約3,633万枚(うち電子マネー対応は約3,398万枚)で、PASMO発行枚数は約1,811万枚となっている。

 また、東京都交通局が8月1日から、都営交通の利用に対してポイントを付与する東京都交通局ポイントサービス「ToKoPo(トコポ)」を開始するため、「PASMO」の利用者がこれから急増すると予想される。それに伴い、「PASMO」の電子マネー利用者も今後増える可能性が高く、8月以降は数字の伸びが期待される。

 「ToKoPo」は、登録したPASMOで都営交通に乗車するたびにポイントがたまるサービス。たまったポイントは、1ポイントを1円として10ポイント単位でPASMOにチャージすることができ、電車やバスの乗車のほか、電子マネーとして買い物にも利用することができる。

 Suica電子マネーは、2004年3月のサービス開始以来、駅ナカ・街ナカのコンビニエンスストア、飲食店、スーパー、飲料自販機、観光地等への導入を進め、生活のあらゆるシーンで、電子マネー決済を利用できる箇所の拡大に取り組んできた。また、PASMO電子マネーはPASMOの2007年3月のサービス開始と同時にSuicaとの相互利用をスタートさせ、PASMO電子マネーアクワイアラ11社が、沿線地域を中心に利用機会の拡大を目指し、駅ナカ・街ナカ・公共機関でのサービスの提供に取り組んできた。

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