トヨタ、2012年にインドの生産体制を年21万台へ 「エティオス リーバ」発表

2011年6月27日 18:54

印刷

トヨタ自動車のインド向けハッチバック車「エティオス リーバ(Etios Liva)」

トヨタ自動車のインド向けハッチバック車「エティオス リーバ(Etios Liva)」[写真拡大]

 トヨタ自動車は27日、インドにおけるトヨタ車の製造・販売子会社であるトヨタ・キルロスカ・モーター(Toyota Kirloskar Motor Pvt. Ltd. 以下、TKM)の生産能力を、現在の年間15万台から、2012年前半に年間21万台まで拡大すると発表した。投資額は約49億円を予定。

 TKM生産工場の現在の生産能力は、第1工場が8万台、第2工場が7万台(計15万台)だが、それぞれ9万台/12万台(計21万台)となる。生産車種は、イノーバ、フォーチュナー、エティオス、エティオス リーバ、カローラの5車種。

 昨年12月に発表した「エティオス(セダン)」が多くのインドの顧客に受け入れられていることや、他モデルの販売も好調であることから、生産能力を拡大することを決定した。

 また、「エティオス(セダン)」に続き、同日ハッチバック車の「エティオス リーバ(Etios Liva)」を発表した。どちらもインドの顧客のために新開発した車種。「Etios」は、ギリシャ語で「生産、理念」を意味するEthos(エトス)の造語で、「Liva」は、「Live your life」というコンセプトに由来した造語。

 「エティオス リーバ」は、新開発の1.2Lガソリンエンジンを搭載し、エレガントかつスポーティーなデザイン、広い室内と豊富な収納スペース、クラストップの低燃費、そして荒れた路面でも柔らかい乗心地など、高い商品性を実現している。

 デリー店頭価格は、39.9万ルピー~59.9万ルピー(約73.8万円~110.8万円)となる。「エティオス(セダン)」とともに、輸出することも計画しているという。

関連記事