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【銘柄診断】FCCは新規受注発表も今期業績が市場予想を下回り急反落
エフ・シー・シー(FCC) <7296> は16日、43円安の1832円と3日ぶりに急反落した。15日大引け後に4月26日の3月期決算開示時に未定としていた今期の予想業績と米国での新規受注を発表、好悪材料綱引きとなったが、今期業績が、市場コンセンサスを下回ることを嫌い利益確定売りが優勢となっている。
3月期業績は、売り上げ1160億円(前期比1%減)、経常利益100億円(同21%減)、純利益65億円(同19%減)と前期のV字回復から減収減益転換し、純利益は、市場コンセンサスを4億円弱下回る。
東日本大震災による自動車生産の休止やエコカー補助金終了などで自動車生産台数が落ち込み、為替レートも1ドル=80円、1タイバーツ=2.69円などと想定したことなどが響く。
米国での新規受注は、ドイツのトランスミッションメーカーのZF AG(サウスカロライナ州)向けにクラッチのアッセンブリーとディスクセットを対象にしており、同社の米国子会社が受注した。
株価は、今年1月にダイハツ向けの新規受注を好感して年初来高値2087円をつけ、大震災発生で同安値1479円まで急落、下げ過ぎを訂正したあと、今期業績の未定予想が響いて1800円台でのもみ合いが続いた。下値では実績PER14倍台の下げ過ぎ訂正買いも交錯しよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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