三菱自動車、米ハワイ州とEVの普及促進に向けて協力

2011年6月8日 17:15

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三菱自動車のEV「i-MiEV(アイ・ミーブ)」

三菱自動車のEV「i-MiEV(アイ・ミーブ)」[写真拡大]

  • 三菱自動車のEV「i-MiEV(アイ・ミーブ)」

 三菱自動車の米国における製造・販売会社である「ミツビシ・モーターズ・ノース・アメリカ・インク(本社所在地:カリフォルニア州サイプレス 以下、MMNA)」は7日(現地時間)、米ハワイ州との間で、電気自動車(EV)の普及促進に向けた取り組みに関する覚書を締結したと発表した。今後、MMNAは、今回締結された覚書に基づき、ハワイ州政府と共に、同州が推進するEV普及のために必要となる諸施策に取り組んでいく。

 具体的には、ハワイ州に対し、EV普及に有用となる情報の提供や提言を行うほか、EV供給プロセスにおけるパートナーネットワーク構築によるEV普及の支援や、環境技術の分野における雇用創出を支援する。

 また、ハワイ州におけるEVの普及や認知向上を目的とした、EVのデモンストレーションや教育活動を補助するため、急速充電器の展開の支援を行う。さらに、ハワイ州におけるEVの受容性や認知の向上を目的とした公共教育活動を支援したり、市民大学、専門学校でのEV及びそのインフラに関わる技術者の教育カリキュラムの開発・導入の支援を行う方針。

 なお、同社のEV「i-MiEV(アイ・ミーブ)」は、今秋に米国で発売される予定。MMNAは、ハワイ州をカリフォルニア州など米国西海岸の州とともに、「(アイ・ミーブを)最初に販売する州」として選定している。

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