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筋萎縮性側索硬化症の開発者、亡くなる3日前にモールス信号で修正したGNOMEのパッチを提出
capra 曰く、 筋萎縮性側索硬化症(ALS)を煩っていた開発者が、亡くなるその3日前にgnomeのユーザビリティに関する9年越しのバグを直し機能要望に対応するパッチを提出していたそうだ(GNOME Bugzilla、本家/.記事、gihyo.jp)。
ALSは身体の筋肉の萎縮と筋力の低下が進行していく疾患。バグを直したAdrian Hands氏はALSを煩っており、キーボードでは入力できないためモールス信号を使ったキーボードエミュレータを使用していたとのこと。筋力はすでに非常に衰えており、残った脚の力を使って入力できるように入力装置に工夫を加えた上でバグを修正したとのこと(Hands氏入力の様子)。
息子は父親との最後のメールのやりとりでバグフィックスを提出した父親に「父さんは世界一クールだ」と伝えており、最後にこう伝えられたことを本当に嬉しく思っているそうだ。息子曰く、父親はフリーソフトウェアを愛しており、自分も同じように愛しているとのことで、素晴らしいソフトウェアと新たな素晴らしい思い出に感謝の意を述べている。
追記@19:54,hylom:バグではなく機能修正(Bugzillaに登録されている該当の問題)とのこと。
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