【銘柄診断】ローソンは期末接近で配当取りに売り方の買い戻し加わり小反発

★２月期決算会社の高利回り順位では上位にランク

　　ローソン <2651> は１７日、５円高の４１２５円と小反発した。２月期末接近で配当取りの買い物と今２月期業績の上方修正を見直した割安修正の打診買いが入っており、さらに売り方の買い戻しも相乗している。

　　同社の今期配当は、１７０円（前期実績１６０円）に増配されており、これに基づく配当利回りは４．１％と２月期決算会社の高利回り順位では上位にランクされている。

　　一方、今２月期業績は、昨年１０月に純利益を下方修正したものを今年２月に上方修正した。第３四半期決算が、コンビニエンスストア事業で猛暑特需やたばこ増税前の駆け込み需要などで高利益進捗率を示したことを踏まえて上方修正したもので、純利益は、１０月減額値２２０億円を２３２億円（前期比８４％増）へ引き上げ増益転換率を拡大する。

　　株価は、昨年２月の子会社役員の不正行為発覚、１０月の純益減額などが重なって、昨年来安値３５９０円まで調整、信用取組も株不足で逆日歩がつく好需給となっている。下値は配当利回り買い妙味があり、ＰＥＲ１７倍台の割安修正も期待できそうだ。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

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