日産、マツダからミニバン「プレマシー」をOEM調達

2011年1月28日 16:20

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マツダの「プレマシー20S」(マツダ提供)

マツダの「プレマシー20S」(マツダ提供)[写真拡大]

 日産自動車は28日、マツダからミニバン「プレマシー」のOEM供給を受けると発表した。5月から販売を開始する。日産は、国内でのミニバンの商品力強化につながり、マツダは生産台数の拡大で収益向上が期待できるとしている。

 発表によると、マツダは既に開発した車両をベースにしたものをOEM供給するが、「マツダ車と明確に区別化された商品」を日産へ供給するとしている。

 日産とマツダは商用車では既にOEM供給を相互に行っており、マツダは日産に対し「バネットバン/トラック」(マツダ名「ボンゴバン/トラック」)、日産はマツダに対し「ファミリアバン」(日産名「AD/ADエキスパート」)をそれぞれ供給している。

 日産は、昨年12月には三菱自動車ともOEMを拡大すると発表していた。両社は、日産からは国内市場向けに小型商用車を三菱自動車に供給し、三菱自動車から中東市場向けにSUV(多目的スポーツ車)を供給することで合意している。

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