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2010年の訪日外国人数、861万人で過去最高
日本政府観光局が26日発表した2010年の訪日外国人数は、前年比26.8%増の861万2,000人と、過去最高を更新した。同局によると、世界景気の回復による外国旅行需要の拡大、訪日旅行の宣伝効果、10月末の羽田空港の定期便就航などが増加を牽引したという。
地域別では、中国からの訪問が前年から40万人以上増加し、141万3,000人と過去最高を記録した。好調な経済成長を背景に、九州クルーズの需要増や個人観光ビザの発給条件が緩和されたことも増加に貢献したという。ただ、10月以降は尖閣諸島沖の漁船衝突事件の影響で一転して減少基調に転じた。
韓国、台湾、香港は円高、新型インフルの流行、景気低迷で激減した前年からV字型で回復した。なかでも韓国は前年比53.8%増となり、主要市場の中で増加幅が最大だった。
タイ、シンガポール、マレーシアはいずれも過去最高を記録した。タイは訪日数がはじめて20万人を突破して英国を抜いて7位になるなど、東南アジア市場の拡大が目立った。
地域別での訪日数は、韓国が1位で244万人、中国が2位で141万3,000人、台湾が3位で126万8,000人、米国が4位で72万7,000人、香港が5位で50万9,000人などとなっている。
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