損して休めるは、相場上達の一歩=犬丸正寛の相場格言

2011年1月7日 10:29

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

勝負事には「損」はつきものです。もちろん、相場には損得がはっきりしています。人生だって「失敗」や「負け」はつきものです。ほとんどの場合、上手く行くほうが珍しいくらいです。『勝って兜の緒を締めよ』と有頂天にならないよう戒めています。この言葉は、反対に負けた場合の戒めを説いています。

勝負事には「損」はつきものです。もちろん、相場には損得がはっきりしています。人生だって「失敗」や「負け」はつきものです。ほとんどの場合、上手く行くほうが珍しいくらいです。『勝って兜の緒を締めよ』と有頂天にならないよう戒めています。この言葉は、反対に負けた場合の戒めを説いています。[写真拡大]

■損して休めるは、相場上達の一歩

  勝負事には「損」はつきものです。もちろん、相場には損得がはっきりしています。人生だって「失敗」や「負け」はつきものです。ほとんどの場合、上手く行くほうが珍しいくらいです。『勝って兜の緒を締めよ』と有頂天にならないよう戒めています。この言葉は、反対に負けた場合の戒めを説いています。

  人には感情があり向上心もあるため、負けたり失敗すると、「カッ」と熱くなったり、取り戻してやろうとムキにもなります。それが人間らしいと言えば人間らしいのですが。しかし、ムキになれば、なるほど損の上塗り、失敗の上積みとなるものです。ゴルフでチョロした後、取り返してやろうと力めば、さらにミスショットになるものです。

  相場では損をした時、とくに、ある程度、まとまった金額の損をした時ほどムキになりやすいものです。ムキになれば相場の流れ、リズムが見えなくなります。そんな時ほど休んで、深呼吸をして、なぜ失敗したのかを冷静に考えるようになれば、失敗が生きてくるのです。反省のないままムキになれば、失敗が失敗のままで終ってしまいます。人生でも経験豊富な人は、失敗を次の一手に生かしています。つまり、『失敗は成功のもと』にできる人です。相場で損したときこそ、次の儲けのチャンスとして捉えてください。常に、深呼吸を忘れないように。(執筆者:犬丸正寛 株式評論家・日本インタビュ新聞社代表)

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