田の価格 10アールあたり 87万余円に

2010年10月8日 11:00

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記事提供元:エコノミックニュース

 田畑の価格(普通品)が実測10アールあたり田で87万2622円、畑で50万8112円と前年に比べ、田で3.3%、畑で2.4%下落したことが財団法人日本不動産研究所研究部の調べで分かった(今年3月末現在での数値)。

 原因について、同研究部では、農業従事者が年々減少するとともに、高齢化していること。また、昨年7月以降の低温などによる収量被害や品質低下などが影響し、農業の収益性低下が価格押し下げの原因になっているとしている。

 特に、山間部などの条件不利な地域では田の集積が難しいなどから買い手がつきにくいなどが原因で、平成4年の119万2792円とピークに平成5年以降、18年連続して値下がりしていた。

 一方、賃借料は10アールあたり、田が1万1560円、畑が5821円で、こちらも田で3.9%、畑で2.6%、前年より低下していた。農業従事者の高齢化で、借り手が減少していることが影響している。
(編集担当:福角忠夫)

※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。

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