<自転車の安全利用促進委員会レポート>生徒の安全な自転車利用を考える!群馬県内の教職員約84名が参加 群馬県教育委員会主催「交通安全指導対策協議会」に自転車文化センター 学芸員 谷田貝 一男(やたがい かずお)氏が登壇

プレスリリース発表元企業:自転車の安全利用促進委員会、一般社団法人自転車協会

配信日時: 2019-04-26 18:00:00

BAAマーク

自転車の安全利用促進委員会と一般社団法人 自転車協会は、2019年4月26日(金)に群馬県総合教育センターで行われた、群馬県教育委員会が主催する『交通安全指導協議会』に、一般財団法人日本自転車普及協会 自転車文化センターの谷田貝 一男氏が登壇いたしましたので、ご報告いたします。今回の協議会には、群馬県内の公立高等学校、中等教育学校(後期)の教職員84名が参加しました。

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谷田貝 一男氏 講演

群馬県は、中高生の通学時の自転車事故が非常に多く、当委員会の調査では、2017年に発生した1万人あたりの自転車事故件数は、中学生は26.05件で全国ワースト2位、高校生は91.94件で全国ワースト1位でした。特に高校生は4年連続で全国ワースト1位となっており、交通安全教育における教職員のさらなる指導力の向上が必要となってきています。

本セミナーでは、先ず群馬県警察本部交通企画課 小林 保隆係長より、群馬県の中高生による自転車事故の現状についてお話いただきました。一般財団法人日本自転車普及協会 自転車文化センター学芸員の谷田貝 一男氏は、群馬県で発生した自転車事故の状況や特徴を解説。自転車通学指導方法についても「自転車利用者と歩行者の立場を一緒に考えることや地域住民の声をよく聞き、対策を考える事が重要です。また、中高生の自転車事故の中には自転車の車体が原因となった事故もあります。通学用の自転車は必ずBAAマークなどの安全マークが付いた自転車を選ぶようにしてください。」と提案しました。
その後、参加教員同士の意見交換会では、自校の実践例や自転車通学指導の悩み、生徒にとっての自転車の安全利用について、活発な議論が行われました。


【自転車通学指導セミナーに参加した教員の感想】
・「自転車事故が減らないのが悩みだったので、具体的な事例がとても参考になった。配布物などもうまく活用しながら、生徒に指導していきたい。」
・「生徒自身が地域住民の方の意見を聞きに行く、という指導方法がアイデアとして新鮮だった。校外の方からの意見は子どもたちに響くと思うので、ぜひ導入してみたい。」

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■参考資料
<自転車の安全利用促進委員会とは>
自転車の安全利用促進委員会とは、一般社団法人自転車協会の協力を受け、安全安心な自転車利用のための啓発活動を行う団体です。自転車の利用者の方々に快適な自転車生活を送って頂くため、購入時に知っておくべき自転車の選び方から購入後のメンテナンス、正しいルール・マナーなどの情報発信を行っています。また、活動の一環として教職員や学生を対象とした、自転車通学指導セミナーも全国で開催しております。

<BAAマークとは>
BAAマークは、一般社団法人自転車協会が制定し、同協会が定める自転車安全基準に適合した製品に貼られています。BAAマークの自転車安全基準は全部で約90項目もあり、安全・安心な自転車の目印として認知されています。

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<講師略歴>
谷田貝 一男(やたがい かずお)氏
一般財団法人日本自転車普及協会 自転車文化センター 学芸員
自転車の利用状況や道路環境等について各地で現地調査を行うことから事故の発生原因を研究し、その結果に基づいた安全指導法に関して執筆、講演、テレビ新聞等を通じて広報活動を行っている。
【主な著書】
「どんどん進化する!自転車の大研究―しくみ・歴史から交通ルールまで」PHP研究所
「自転車のルールとマナー(安全に楽しく乗ろう!自転車まるわかりブック)」教育画劇


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