レスメドがスポンサーの新研究から二相式PAPへの切り替えで56%の患者を治療中止から救えることが判明
配信日時: 2018-06-07 23:34:00
SLEEP 2018大会で発表された「二相式レスキュー」研究
(ボルチモア)- (ビジネスワイヤ) -- 新しい研究により、気道陽圧(PAP)療法へのアドヒアランスに苦労している患者を、治療開始から90日以内により先進的な二相式装置に移行することで、そうしたケースの優に半数以上でアドヒアランスを達成する有効な手段であることが示されました。
レスメド(NYSE: RMD、ASX: RMD)がスポンサーとなった本研究は、米国睡眠医学会(American Academy of Sleep Medicine)と米国睡眠学会(Sleep Research Society)の年次合同大会SLEEPで今週発表されました。
睡眠時無呼吸症と診断された患者は通常、持続的気道陽圧(CPAP)または自動気道陽圧(APAP)のいずれかを供給するPAP装置を処方されます。二相式装置は吸気用と呼気用に異なる2種類の圧力を供給します。圧力に不耐性であるか、高圧でも無呼吸が継続していることが証明されている患者に対し、医師は二相式の装置を処方可能です。
レスメドは、今回の「Bilevel Rescue(二相式レスキュー)」研究で、二層式装置による治療に切り替えたコンプライアンス未達患者1496人(米メディケアのガイドラインの定義に基づく)を比較し、下記の割合でコンプライアンスが達成されたことを発見しました。
60日目の前に切り替えた患者の58.5パーセント 60日目から90日目までに切り替えた患者の54.2パーセント 全患者の56.8パーセント レスメドの最高医学責任者(CMO)であるCarlos M. Nunez(M.D.)は、次のように述べています。「治療への初期アドヒアランスに苦労している患者に対し、適切な治療法を見つけたことが大きな効果をもたらしました。この結果が強く示しているのは、二相式装置が強力な代替療法となり、医師やHMEはこれを使用して、コンプライアンス未達患者の治療経験と治療成績を改善するために役立てることができるということです。」
研究の詳細
「コンプライアンス未達OSA患者でCPAPから二相式装置に切り替えた後の気道陽圧療法へのコンプライアンス:ビッグデータ分析」(Compliance with Positive Airway Pressure Therapy after Switching From CPAP to Bilevel for Non-Compliant OSA Patients: A Big Data Analysis):2015年1月1日から2016年7月31日までの間にCPAPまたはAPAP(自動気道陽圧)療法を開始し、メディケアの定義に基づくコンプライアンス未達で、治療開始から90日以内に二相式PAP療法に切り替えたすべての患者につき、PAP装置の遠隔モニタリング・データベースを検索しました。全患者に関するPAP療法の匿名データを、切り替えの前後で比較しました。本研究の目的は、二相式PAP療法への切り替えの前後で1日の平均使用時間、アドヒアランス(使用時間が4時間以上であった日のパーセンテージ)、マスクからの意図しない空気漏れ、PAPの効果(残存イベント)を比較し、またメディケアのガイドラインを使用してコンプライアンスを評価することです。研究倫理審査委員会(IRB)が本プロトコルを審査し、IRBによる監督を免除されると判断しました。
本研究の完全なアブストラクトはこちら (page A198–199)からご覧ください。
レスメドについて
世界有数のコネクテッドヘルス企業であるレスメド(NYSE: RMD、ASX: RMD)は、500万台以上のクラウド接続デバイスを日常的な遠隔患者モニタリングに供しており、一息ごとによりよい毎日を過ごせるようにしています。当社の受賞歴のあるデバイスとソフトウエアソリューションは、睡眠時無呼吸症、慢性閉塞性肺疾患、その他の呼吸器疾患の治療と管理に役立ちます。社員6000人の当社チームは、患者の生活の質を高め、慢性疾患の影響を低減し、医療費を節約すべく、懸命の努力を120カ国以上で行っています。ResMed.com
メディケア・コンプライアンスでは、米メディケア・メディケイド・サービス・センターに規定される通り、治療開始から90日間以内の30日間で、70%の夜間に一晩当りPAPを4時間以上使用することが求められます。
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プレスリリース情報提供元:ビジネスワイヤ
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