横河電機 プラントの統合的パフォーマンス管理を可能にする「OpreXTM Profit-driven Operation」ソリューションの提供を開始

プレスリリース発表元企業:Yokogawa Electric Corporation

配信日時: 2018-06-07 13:00:00

横河電機 プラントの統合的パフォーマンス管理を可能にする「OpreXTM Profit-driven Operation」ソリューションの提供を開始

~独自の指標化メソッドで経営の重要管理目標に対する組織横断の連携を支援~

(東京)- (ビジネスワイヤ) -- 横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:西島 剛志)は、プロセス産業向けに、プラントの運転レベルから経営レベルまでの組織をまたがる管理目標の連携を促進するソリューション「OpreXTM Profit-driven Operation」の提供を本日より開始しますのでお知らせします。本ソリューションは、深い業界知識を活用した独自の指標化メソッドを中核とし、重要管理目標の最適化を支援することによって収益性向上に貢献します。プラント運転部門向けに開発されたパフォーマンスダッシュボードや関連サービスも本ソリューションの一環として併せて提供を開始します。また、プロセス産業に対するコンサルティングとシミュレーション技術を専門とする子会社KBCアドバンストテクノロジーズ(KBC Advanced Technologies Limited 本社:英国ウォルトン・オン・テムズ(サリー州) CEO:Andrew Howell)が提供するプログラムも本ソリューションに含まれます。まずは石油精製および石油化学プラント向けに提供を開始し今後は液化天然ガスおよび基礎化学プラントにも展開していく予定です。

本プレスリリースではマルチメディアを使用しています。リリースの全文はこちらをご覧ください。:https://www.businesswire.com/news/home/20180606006500/ja/

運転、エンジニアリングおよび経営の指標(SPI)がプラントの重要管理目標と関連付けされる指標化メソッドの概念図 (画像:ビジネスワイヤ) 運転、エンジニアリングおよび経営の指標(SPI)がプラントの重要管理目標と関連付けされる指標化メソッドの概念図 (画像:ビジネスワイヤ)

当社取締役専務執行役員プレミアムソリューション&サービス事業本部長である黒須聡は、開発背景について次のように話しています。「プロセス産業の経営層の方々は、膨大なIT投資をしているにもかかわらず、経営レベルでは依然としてプラントで何が起こっているか十分に可視化ができておらず、また、経営層が日頃管理している経営目標が、プラントの運転レベルまで適切に伝わっていないという課題を抱えておられます。この課題を解決するために、当社は、その可視化と組織横断の連携に必要な包括的なパフォーマンス指標を抽出するメソッドを確立しました。YOKOGAWAとKBCの相乗効果による創出価値は業界でも比類のないものです」。

パフォーマンス指標化メソッドの概要

このソリューションは、長年にわたって世界各国のエネルギーと化学プラントに対する分析とコンサルティングを行う中で培ってきたKBCの業界知識と、YOKOGAWAの制御技術の専門性を融合させることによって実現されました。YOKOGAWAはKBCのコンサルタントと緊密に協力し、製油所の運転、エンジニアリングおよび経営層で使われている数百個の指標を特定し、「synaptic performance indicators」 (SPI)と名付けました。そして、これらの指標がそれぞれプラントのパフォーマンスにどのように影響を与えているかの知識をもとに、体系的に構造化しました。

運転部門向けパフォーマンスダッシュボード

本ソリューションの一つとして、プラントの運転員が自分自身の運転がプラントの重要管理目標にどのような影響を与えているかをリアルタイムで監視できるよう、統合生産制御システム「CENTUMTM」に組み込み可能なパフォーマンスダッシュボードと関連サービスを発売します。これを導入すると、各SPIに対して最適な定値レンジが設定されます。運転中にそのレンジから外れると、専門的アドバイスが自動的に表示され、経験の浅い運転員でも迅速な対応が可能になります。また、各SPIと運転員の運転データが自動的に蓄積され、自社の実績や業界データとの比較、要因分析、継続的な利益向上のためのコンサルティングに活用できます。

当社取締役専務執行役員IAシステム&サービス事業本部長である中原正俊は、パフォーマンスダッシュボードについて次のように話しています。「プラントの統合生産制御システムは常にセンサーや各現場機器から膨大な量のデータを収集しています。しかしながら、今までこのビッグデータは主に安全操業と生産ライン制御にしか活用されてきませんでした。制御システムで収集したビッグデータと、YOKOGAWAとKBCの専門家が蓄積してきた知識を融合することによって、プラント運転の透明性、運転員へのフィードバックや動機付けが飛躍的に向上し、「対症療法型」から「利益重視型」の運転への移行を支援します」。

エンジニアリング部門および経営層向けクラウド型プログラム

「OpreX Profit-driven Operation」にはKBCが提供している「Co-Pilot ProgramTM」も含まれます。このクラウド型プログラムはエンジニアリング部門および経営層向けの指標を表示するともに、プラント設備の最適化を遠隔から支援します。このプログラムと関連して、KBCのOperational Excellenceや利益改善などのコンサルティングサービスも必要に応じて受けられます。

OpreXブランド

今後、YOKOGAWAのすべての制御関連製品、サービスとソリューションを包含する「OpreX」ブランドにおいて、「Profit-driven Operation™」は初めてのソリューションとなります。また、YOKOGAWAの制御事業のビジネスコンセプトである「Synaptic Business Automation」のフラッグシップ製品と位置付けられています。「Synaptic Business Automation」は、お客様の組織のあらゆる要素を結びつけることによって持続可能な価値を創出します。

【Webサイト】
OpreX Profit-driven Operation:https://www.yokogawa.co.jp/solutions/solutions/pdo/
OpreX ブランド:https://www.yokogawa.co.jp/oprex/

「CENTUM VP R6」以降のバージョンに対応

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連絡先
●本プレスリリースに関するお問い合わせ先:
横河電機株式会社
コミュニケーション統括センター広報室
(担当:ルイス、横井)
〒180‐8750 東京都武蔵野市中町2‐9‐32
TEL:0422-52-5530 FAX:0422-55-6492

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