レノボ、第4四半期および2017/2018年度通期の業績は好調:イノベーションと効率で2018/19年度も業績向上を継続
配信日時: 2018-05-29 15:43:00
レノボは、PCハードウエアのみを扱う企業から、スマートデバイス、データセンター、モノのインターネット(IoT)、人工知能のマルチビジネス・イノベーターへと変貌を続ける
第4四半期の売上高は106億米ドルで、前年同期比で11%増加。10四半期ぶりに2桁の成長を達成
第4四半期のグループの税引き前利益は前年同期の1500万米ドルから3700万米ドルに急増。グループの営業業績は前年同期比で2億5500万米ドル改善
第4四半期の純利益は3300万米ドル
通期の売上高は前年比5%増の453億米ドル
パーソナルコンピューター・グループ、スマートデバイス、モバイル事業を「インテリジェント・デバイス・グループ」に完全統合
(香港)- (ビジネスワイヤ) -- レノボ・グループ(HKSE: 0992)(PINK SHEETS: LNVGY)は本日、2018年3月31日締め第4四半期と通期の決算を発表しました。2017/18年度第4四半期に、レノボの売上高は前年同期比で11%増加して106億米ドルとなりました。これは、10四半期ぶりの2桁成長であり、堅調な業績の勢いを示しました。
第4四半期のレノボ・グループの税引前利益は3700万ドルで、前年同期の1500万ドルから143%増加しました。また、当四半期には、3つすべての主要事業部門で前年同期比で利益率が向上し、グループの営業業績1は前年同期比で2億5500万ドル改善して7600万ドルとなりました。第4四半期の株主帰属利益は3300万ドルで、2016/17年度は税控除額が大きかったことから、前年同期を下回りました。
通期の全体の売上高は、前年比5%増の453億米ドル強となりました。グループの営業業績は1億9300万米ドルで、前年同期比で9600万米ドル増加しました。通期では1億8900万米ドルの純損失を計上しましたが、これは主に、2017/18年度第3四半期の繰延税金資産から一度限りの非現金性償却費用として4億米ドルを計上したためです。
第4四半期の基本1株当たり利益は0.28米ドル(2.19香港セント)で、通期の1株当たり基本損失は1.67米ドル(13.05香港セント)でした。レノボの取締役会は、2018年3月31日締め通期に、2.61米セント(20.5香港セント)の1株当たり配当を宣言しました。
事業グループ別概要
レノボは、引き続き「3つの波戦略」を実行し、中核的事業でのリーダーシップ、主要セグメントでの成長、新興技術への投資に重点を置きました。レノボの3つの主要事業グループはすべて、第4四半期および通期のいずれにおいても力強さと勢いを示しました。 パーソナルコンピューターおよびスマートデバイス(PCSD)の第4四半期の売上高は77億ドルで、前年同期比で16%増加し、4年間で最高の成長を果たしました。PCSDの通期の売上高は2016/17年度比で8%増の324億ドルとなりました。 データセンター・グループ(DCG)の当四半期の売上高は、2016/17年度第4四半期比で44%増加し、12億ドルになりました。通期の売上高は44億米ドルで、前年比で8%増加しました。 モバイル事業グループ(MBG)の2017/18年度第4四半期の売上高は13億米ドルで、通期では72億米ドルでした。レノボは、積極的なコスト削減と、中南米(通期の販売数量は前年同期比で40%増加、業界平均の20倍以上)および北米(通期の販売数量は57%以上増加)における非常に好調な業績により、2018/19年度の業績も大幅に向上すると楽観視しています。 レノボの楊元慶会長兼最高経営責任者(CEO)は次のように述べています。「第4四半期に、利益率は前年同期比で大きく向上し、再び売上高は2桁の伸びを達成しました。今年度は力強い勢いを見せ、レノボが真の意味で新たな成長段階に入ったことを示しました。長い間、レノボのビジョンはインテリジェント・トランスフォーメーションの世界的リーダーになることでした。当社はスマートIoTデバイス、データセンター・インフラ、垂直インテリジェント・ソリューションで競争力を高めることに注力していきます。当社は、スマートIoTとインテリジェンスの時代を活かせる態勢を整えてあります。」
また、第4四半期には、パーソナルコンピューター・スマートデバイス・グループとモバイル事業グループを統合し、インテリジェント・デバイス・グループ(IDG)を創設したことを発表しました。この新しいグループは、当社のイノベーション・リーダーシップと、スマートデバイス全体での成長に向けた意欲をさらに高めます。この新たな構成により、グローバル・サプライチェーンとサービスを共有し、多くの効率を生み出します。IDGはまた、通信とコンピューティング技術が単一のプラットフォームの下に統合され、デバイス、ユーザー、アプリケーション、コンテンツがよりうまく接続されるようになる中で、レノボのイノベーションを加速します。
事業グループのその他の要点
PC・スマートデバイス(PCSD)事業グループ:第4四半期に、PCSDの売上高は前年同期比で16%と大幅に増加しました。PCSDの通期の売上高は8%増加し、PC・タブレット・メーカーとして世界第1位の地位を維持し2、市場シェアは0.2ポイント上昇して世界全体で15.6%になりました。さらに、
2017/18年度第4四半期に、税引き前利益率は5%となり再び業界トップに立ました。5つの地域のうち4つで利益率が向上し、すべての地域で引き続き黒字が継続しました。 米州、アジア太平洋、欧州・中東・アフリカ(EMEA)の各地域で、売上高は前年同期比で2桁の大幅増を達成しました。 高成長セグメントに重点を置いた戦略が効果を生み、第4四半期には出荷台数は、ゲーム(+42%)とワークステーション(+32%)で前年同期比2桁の高い伸びを示しました。いずれも2017/18年度には10億ドル規模を上回り、ゲームでは売上高は前年同期比で2桁の増加となりました。 LAPTOP誌で2年連続してベスト・ラップトップ・ブランド2018に選ばれました。 データセンター・グループ(DCG): データセンター・グループは、スマートIoT時代のインフラを提供する態勢を整え、当期もレノボにとって大きな成長事業となりました。このグループの財務業績は、DCGの戦略が大きな成果を上げていることを具体的に示しています。
2017/18年第4四半期には、2四半期連続して前年同期比2桁の成長を果たし、2014年にIBM System xを買収して以来、過去最高の売上高の伸び(+44%)を達成しました。すべての地域で売上高は前年同期比で増加しました。 北米とEMEAでは、4四半期連続して売上高は大幅に増加しました。 ソフトウェア定義インフラストラクチャー(SDI)の売上高は、当期も大幅に増加し、前年同期比で130%の増加となりました。 HPCはスーパーコンピューティング・トップ500リストで世界第2位の地位を堅持し、トップとの差を急速に縮めました。 モバイル事業グループ(MBG):当四半期に、MBGは急ピッチで将来の成長に向けて事業を再編し、利益性に向けた態勢作りを加速させました。このような活動として、中国国外事業の責任者としてセルジオ・ブニャックを任命し、次の発売に先だって製品ポートフォリオを再編し、販路全体で在庫を削減して戦略的な市場調査によって最も利益成長の高い機会を特定しました。
2017/18年度第4四半期も中南米はMBGにおいて強力な中核的地域となり、売上高は前年同期比2桁(13%)の伸びを示しました。 北米では、レノボは主流モデルとキャリア拡大でプレゼンスを強化し、出荷台数は前年同期比で大幅に増加しました。当四半期に、北米の出荷台数は前年同期比で54%増加し、市場シェアは1.1ポイント上昇して3.8%となりました。 損失削減戦略の一環として次の年度では支出を削減し、また、ポートフォリオを簡略化し、コスト構造を最適化し、共有プラットフォームを活用することで、中南米、北米、西欧におけるMBGのトップの地位と利益率の強化に重点を置きます。 レノボ・キャピタル・アンド・インキュベーター・グループ:レノボは当期も世界的な技術革新、とりわけ人工知能における最も強力なトレンドに乗り、これを推進しました。レノボの投資部門であるレノボ・キャピタル・アンド・インキュベーター・グループ(LCIG)は、これまで85社に資金を提供し、8社の独立したスピンオフ企業を監督しました。
レノボについて
レノボ(HKSE:992)(ADR:LNVGY)は、フォーチュン500社に選ばれている売上高450億米ドルの企業であり、最高のユーザー体験を生み出すスマートデバイスとインフラを通して、インテリジェント・トランスフォーメーションの世界的リーダーになるというビジョンを掲げています。レノボは、世界で最も幅広いコネクテッド製品ポートフォリオを製造しています。これには、スマートフォン(モトローラ)、タブレット、PC(Thinkpad、Yoga、Lenovo Legion)、ワークステーション、AR/VRデバイス、スマートホーム/オフィス・ソリューションが含まれます。レノボの次世代データセンター・ソリューション(ThinkSystem、ThinkAgile)は、ビジネスと社会を変革する接続のために容量と計算能力を生み出しています。レノボはすべての人の優れた力を呼び起こし、誰もが発展するよりスマートな未来を築くことを目指しています。リンクトイン、フェイスブック、ツイッター、インスタグラム、ウェイボーで当社をフォローしてください。あるいは当社ウェブサイト(http://www.lenovo.com/)をご覧ください。
レノボ・グループ 財務概要
2018年3月31日締め四半期および通期
(単位:百万米ドル、1株当たりデータを除く)
第4四半期 17/18
第4四半期 16/17
変化率
17/18年度
変化率 売上高 10,638 9,579 11% 45,350 5% 粗利益 1,544 1,368 13% 6,272 3% 粗利益率 14.5% 14.3% 0.2pts 13.8% -0.4pts 営業費用 (1,443) (1,294) 11% (5,885) 8% 売上高費用比率 13.6% 13.5% 0.1pts 13.0% 0.4pts 営業利益 101 74 36% 387 -42% その他の営業外費用(純額) (64) (59) 9% (234) 28% 税引き前利益 37 15 143% 153 -69% 税金 12 89 -87% (280) N/A 当期/通期純利益/(損失) 49 104 -53% (127) N/A 非支配持分 (16) 3 N/A (62) N/A 株主帰属利益/(損失) 33 107 -69% (189) N/A 1株当たり利益/(損失)(米セント) 基本 0.28 0.97 (0.69) (1.67) N/A 希薄化後 0.28 0.97 (0.69) (1.67) N/A 1 営業業績は税引き前利益として計算していますが、事業再編費用と動産・不動産売却益は除外されています。
2 出典:IDC Quarterly Personal Computing Device Tracker, 2018Q1 Final Historical
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cwest@lenovo.com
or
Zeno Group
LenovoWWcorp@zenogroup.com
プレスリリース情報提供元:ビジネスワイヤ
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