レノボグループ:2023/24年度第2四半期(7ー9月)決算

プレスリリース発表元企業:Lenovo Group

配信日時: 2023-11-17 09:01:00

レノボグループ:2023/24年度第2四半期(7ー9月)決算

テクノロジーセクター全体での回復の兆し。四半期ごとに業績が改善しており、さらにAIのリーダーシップを加速

(香港)- (ビジネスワイヤ) -- レノボ・グループ (HKSE: 992)(ADR: LNVGY)は、子会社とともに(以下、「グループ」とする)、第2・四半期の業績を発表し、非香港財務報告基準(HKFRS)[1] に基づくグループ収益は144億米ドル、純利益は2億7300万ドルでした。総利益率は17.5%で、これは第2・四半期としては過去最高れべるとなりました。グループの多様な成長部門は引き続き強力な業績を達成し、非PCビジネスからの収益はグループ売上高の40%を占め、前年比で3ポイント増加しました。

グループは、テクノロジーセクター全体で明確な回復の兆しを感じており、戦略の堅実な実行、運営の優れた能力、そして革新への継続的な投資が四半期ごとの業績改善に大いに貢献していると認識しています。今後もレノボは、AIが創出する機会を積極的に活用し、ハイブリッドAIモデル、携帯機器からクラウドまで幅広い製品ラインナップ、強力なエコシステムとパートナーシップ、成長を続けるAI技術とノウハウのポートフォリオなど、自社の強みを活かして成功を収めることができるでしょう。また、革新への投資、特にAIへの注力は、レノボがAIから生まれる指数関数的な成長を捉え、ビジネスの持続的な成長と収益性をさらに推進することになります。グループは、年々の成長を早期に回復させる能力に自信を持っています。

財務ハイライト:

 

23/24年度第2・四半期

米ドル(100万単位)

22/23年度第2・四半期

米ドル(100万単位)

変動率

 

グループ売上高

14,410

17,090

(16%)

税引き前利益

358

710

(50%)

純利益(株主に帰属する当期準利益)

249

541

(54%)

純利益(株主に帰属する当期準利益、非HKFRS基準) [1]

273

591

(54%)

 

 

 

 

1株当たり基本利益(米セント)

2.09

4.54

(2.45)

レノボの取締役会は、1株当たり8.0香港セントの中間配当を決定しました。

会長兼CEOのヤンチン・ヤンは次のように述べています。

「前四半期において、マクロ的な課題があったにもかかわらず、テクノロジーセクター全体で回復の兆しが見られました。強力な実行力、優れた運営能力、そして革新への継続的な投資により、四半期ごとの業績改善を実現し、回復への期待感を高めました。当社はインテリジェントな転換戦略を着実に実行し続け、AIエコシステムとパートナーシップを更に強化することで、携帯機器からクラウドまでの全分野でAIを活用し、あらゆる企業と個人に対してハイブリッドAIアプリケーションを提供します。これにより、当社のビジネスの持続的な成長を推進していくことができるでしょう。」

AIリーダーシップの加速

AIはレノボにとって新しいものではありませんし、すでに長期にわたりデジタルとインテリジェントな変革戦略の中心的な要素です。同社は、10月に開催された年次のTech Worldイノベーションイベントで、「AI for All(すべての人のためのAI)」というビジョンを掲げました。このビジョンでは、セキュリティとプライバシーを尊重しながら、公共、企業、個人の基盤モデルが共存し、全ての人がAIを活用できる環境を実現することを目指しています。レノボのビジョンには、AI対応のPC、スマートフォン、タブレットなど多種多様なスマートデバイスが含まれており、またAIに対応し最適化されたインフラストラクチャ、ソリューション、サービスも提供されます。レノボは、ポケットからクラウドまで幅広い製品を展開し、強力なエコシステムやパートナーシップ(NVIDIAとの提携も拡大中)を持ち、さらにAIの技術と能力を増強しています。そのため、レノボはAIの急速な成長から大きな成果を上げることが期待されています。

レノボの取締役会長兼CEOであるヤンチン・ヤンは、Tech Worldにおいて、NVIDIAの創設者であり、社長兼CEOであるジェンセン・ファン氏、AMDの会長兼CEOであるリサ・スー氏、そしてFormula 1®の社長兼CEOであるステファノ・ドメニカーリ氏といった、レノボのグローバルパートナーのリーダーたちと共にステージに登壇しました。また、Microsoftの会長兼CEOであるサティア・ナデラ氏、QualcommのCEO兼社長であるクリスティアーノ・アモン氏、そしてIntelのCEOであるパット・ゲルシンガー氏も、ビデオリンクを通じてTech Worldに参加しました。

前四半期の発表に続き、レノボはAIを活用したイノベーションにさらに10億ドルの投資を行うことを発表しました。この投資により、「AI for All(すべての人のためのAI)」というビジョンを実現するだけでなく、事業全体の持続的な成長を推進することができます。

ソリューション・アンド・サービス・グループ(SSG)は、AIのソリューションとサービスを積極的に展開し、過去最高の売上高と営業利益を達成

2023/24年度第2・四半期の業績:

SSGは第2・四半期において、売上高19億米ドルと営業利益率20%という記録的な数字を達成しました。サポートサービスとソフトウェアが、SSGグループの主な利益を生み出しました。マネージドサービスとプロジェクト・ソリューションサービスは、第2・四半期にさらに拡大し、SSGの売上高の56%を占めるようになりました。これは前年比で3ポイント増加しています。機会と持続的成長:

SSGは、デジタルワークプレイス・ソリューション(DWS)、ハイブリッドクラウド、そして持続可能性ソリューションとサービスなど、主力商品において強い勢いを持っています。SSGは、特定の業界に向けてスマートなソリューションとサービスを提供することに注力し、複数の市場で画期的な顧客契約を獲得しています。また、レノボの新しいハイブリッドAIプロフェッショナルサービスプラクティスは、企業がハイブリッドインフラストラクチャとAIを活用してビジネスを変革することを支援しています。インフラストラクチャー・ソリューションズ・グループ(ISG)は市場の逆風に立ち向かい、ハイブリッドAIインフラストラクチャの構築に取り組む

2023/24年度第2・四半期の業績:

ISGの売上高は前年比で20億ドル減少し、これは広範なマクロ経済の逆風、経済の減速、およびプラットフォームの移行の必然的な影響と言えます。ISGは、ストレージ、ソフトウェア、サービスにおいて優れた業績を収め、ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)とエッジの成長を推進しました。ストレージビジネスは過去最高の売上高を達成し、レノボは世界で3番目に大きなストレージプロバイダーとなりました。機会と持続的成長:

ハイブリッドAIの発展に伴い、グローバルなICTインフラ市場の将来の成長と多様化が促進されます。レノボは、充実したインフラ製品とソリューションのポートフォリオを持つことから、これに対応するための好立地です。ISGは、ポートフォリオの競争力を強化し、運営の優位性を維持することに注力し、できるだけ早く成長と収益性を回復する自信を持っています。インテリジェント・デバイス・グループ(IDG)は市場リーダーシップの確立とAIデバイスの機会を維持

2023/24年度第2・四半期の業績:

IDGは、市場における課題にもかかわらず、PCの出荷台数とアクティベーションの両方で世界トップのポジションを維持しました。売上高は前年比で115億ドルに減少しましたが、業界をリードする7.4%の営業利益率を保ち、利益の強靭さを示しました。スマートフォン事業は、市場全体が横ばいである中、前年比で二桁のプレミアム製品の出荷台数成長を達成しました。製品の総合競争力を向上させ、プレミアム製品の比率を高めることでポートフォリオを最適化しました。razrの販売により、プレミアム製品の比率は過去最高になりました。機会と持続的成長:

今後は、IDGは創発的なAIを最大限に活用し、来年にはAI搭載の次世代PCを含むAIデバイスの展開を加速させる予定です。レノボは成長と長期的な競争力のために、技術革新へのさらなる投資を行います。ESGのハイライト

過去の四半期において、レノボはいくつかのESGの成果が認められています。具体的には以下のような成果があります。

2023年のハンセン・コーポレート・サステナビリティ・インデックスに採用され、環境と社会の面でIT業界で最も高いスコアを達成しました。グループはカナリス・グローバル・サステナビリティ・エコシステム・リーダーシップ・マトリックスにおいてチャンピオンとして認定されました。レノボグループはEPEATクライメートチャンピオンとして選ばれ、最初のEPEATクライメート+指定製品リストに400以上の製品が登録されました。EPEATは、電子製品とテクノロジー製品のための主要なグローバルエコラベルです。また、レノボは2023年9月に国連グローバル・コンパクトのフォワード・ファスター・イニシアティブに参加し、2030年のアジェンダ達成のために国連の17の持続可能な開発目標への民間セクターの取り組みを加速させることに取り組んでいます。[1] 非香港財務報告基準の数値は、利益または損益計算上公正価値による金融資産の純公正価値変動、合併や買収による無形資産の償却費用、合併や買収に関連する費用、およびそれに伴う所得税効果(該当する場合)を除外して調整されました。

レノボについて

レノボは、世界的なテクノロジー企業であり、年間収益は約620億ドルで、Fortune Global 500では217位にランクされています。レノボは世界中で7万7000人の従業員を抱え、180の市場で毎日何百万人もの顧客にサービスを提供しています。レノボは、すべての人々によりスマートなテクノロジーを提供するという大胆なビジョンに取り組んでおり、世界最大のPCメーカーとしての成功に加えて、サーバー、ストレージ、モバイル、ソフトウェア、ソリューション、サービスなど、成長分野にも積極的に進出しています。これらの成長分野は、「New IT」と呼ばれる技術領域であり、クライアント、エッジ、クラウド、ネットワーク、インテリジェンスなどを含んでいます。レノボの変革と革新的なイノベーションは、より包括的で信頼性の高い、そして、世界中のすべての人々にスマートな未来を築くために尽力しています。レノボはレノボ・グループ(HKSE: 992)(ADR: LNVGY)として香港証券取引所に上場しています。詳細は同社ウェブサイトhttps://www.lenovo.comで、最新ニュースはStoryHubでご覧ください。

 

 

 

レノボ・グループ

 

財務概要

2023年9月30日締四半期

(単位:百万米ドル、1株当たりデータ以外)

 

 

 

 

 


23/24年度第・2四半期


22/23年度第・2四半期


前年同期比変動率

売上高

 

14,410

17,090

(16)%

売上総利益

 

2,522

2,877

(12)%

売上総利益率

 

17.5%

16.8%

0.7 pts

売上総利益率

 

(2,008)

(2,026)

(1)%

売上総利益率

 

(498)

(556)

(10)%

(営業費に含む)

 

 

経費対売上高比率

 

13.9%

11.9%

2.0 pts

営業利益

 

514

851

(40)%

その他の営業外利益/(費用)-純額

 

(156)

(141)

11%

税引き前利益

 

358

710

(50)%

税金

 

(69)

(156)

(56)%

当期利益

 

289

554

(48)%

非支配持分

 

(40)

(13)

215%

株主に帰属する利益

 

249

541

(54)%

株主に帰属する利益-非HKFRS [1]

 

273

591

(54)%

EPS(米セント)

 

 

 

 

基本

2.09

4.54

(2.45)

希薄化後

1.99

4.23

(2.24)

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businesswire.comでソースバージョンを見る:https://www.businesswire.com/news/home/20231115160107/ja/

連絡先
Hong Kong – Angela Lee, angelalee@lenovo.com, +852 2516 4810
London – Charlotte West, cwest@lenovo.com, +44 7825 605720
Zeno Group - LenovoWWcorp@zenogroup.com

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