【いのち会議】~いのち宣言をつなぐ「103のアクション」~ 第57回「都市と農山漁村、高齢者とこども、アナログとデジタルなど異なるものを掛け合わせ本音で語り合い、智慧と勇気を育てて明るい未来を創ろう」
プレスリリース発表元企業:いのち会議
配信日時: 2026-01-30 17:00:00
みなさまとともにすべてのいのちが輝く世界を実現したく、ぜひお声とご協力を!
いのち会議は2025年10月11日に大阪・関西万博会場内にて「いのち宣言」および「アクションプラン集」を発表いたしました。本リリースは いのちを「まもる」【宣言4-1】いのちの視点に立ち、国・民族・人種・世代などによる対立や、分断を乗り越える創造的対話を促進しようへのアクションプランの1つをご紹介するものです。ご興味ございましたら、ぜひお問い合わせください。
都市と農山漁村、高齢者とこども、アナログとデジタルなど、異なったものを掛け合わせながら、本音で語り合える場を通して、智慧と勇気を育み、明るい未来を創造しよう
熱帯の北限・温帯の南限の沖縄には生物の多様性があります。また、琉球王国として東南アジア諸国との交易で栄えた歴史を持ち、世界に40万人ともいわれる血縁ネットワークを持つ移民県・沖縄には文化の多様性もあります。また、80年前の大戦で県民の4分の1がいのちを落とし、戦後は27年間の米軍統治を経験し、今も在日米軍基地の70%が沖縄にあることで、人の痛みがわかり多様性を受け入れるしなやかさを持っている県民が、高齢者を中心にたくさんいます。また、東西1,000km、南北400km の広い県域には38の有人 離島が点在しています。そのうち29島には小・中学校はあるものの高校があるのは3島だけ。進学のために15歳で島を出たこどもたちの大半は戻ってきません。しかも、こうした小さな離島には病院、スーパー・コンビニ、路線バス・タクシーもないのです。「土地ない、水ない、人いない」と言われている島でも「法制度」は都市部と同じですから、許認可が必要な業種ほどサービスを提供することに苦戦しています。こうした離島は日本の縮図でもありますから、小さな島に住む多様な人たちと様々な事業に取り組むことで、全国にも通じる課題と解決策を見いだすことができます。大都市・大企業などの数の論理ではなく、島に住む一人ひとりの「心とくらしの豊かさ」を目指すことは、全国の過疎地に住む人の「心とくらしの豊かさ」、そして広く国民の「心とくらしの豊かさ」につながるのではないでしょうか。
沖縄県にある株式会社カルティベイトは、四半世紀にわたり、沖縄県や国の事業を通じて、人口減少が進むこれらの離島・過疎地を対象にシマ(地域)の自然や歴史・文化などの宝を活かした商品(体験ツアー・特産品など)づくりと人づくり、観光振興のサポートをしてきました。代表取締役社長の開(比嘉)梨香氏によれば、最も大切にしてきたのは地域住民が主体であり主役であること。分野ごとの研究者や関連する業界、旅人や移住者の力も借りながら、足元にある宝を掘り起こし磨き、旅人を迎える仕組みを創ること、そして次世代にその宝を残すための手立てをつくることでした。
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離島での体験風景
カルティベイトは、ぶっきらぼうだけど愛情溢れる島の“ おじい”や肝っ玉“ おばあ” のもとへ沖縄本島の小学5年生を学校単位で派遣し、民家や民宿に泊まり島の人のガイドで自然・文化等を体験させることを通じて、双方に喜びと(金銭に限らない)報酬をもたらす県事業(沖縄離島体験交流促進事業)を、毎年のコンペを経て 16年間受託してきました。
その間に離島へ送った児童の数は約32,000 人。教員は約 2,100人。組織、人、体験プログラムづくりをサポートした島は23離島26地域。この事業を通じてホームステイ型の民泊をスタートさせた島々は、コロナ直前の2019年度には、県事業による児童派遣を遥かに上回る本土からの修学旅行によって、民泊受入民家の収入だけで2億2,000万円を超えました。島民・教員・学校・運営側が相互に刺激し合うことで、おとなもこどもも元気になりました。小さな島々には観光の基盤ができ、学校側には事業を活用して児童の力を引き出そうという機運が高まり、実践した学校ほど児童に主体性が生まれ、クラスが仲良くなり、課題を抱える児童の成長が見られました。都市と離島、お年寄りとこども、アナログとデジタル、島の宝と宝を掛け合わせながら、本音で語り合い、智慧と力を合わせることで、次々とミラクルが起きたのです。
今後、カルティベイトは、この経験と実績を活かし、“ 戦中・戦後を生き抜いてきた高齢者” から“ 社会問題解決型企業の若手経営者” など、世代を超えた情熱あるおとなと、境遇や年齢を問わず多様なこどもが集い、大学生が触媒となって、ミラクルを生む場づくりを促進します。公とも連携しつつ、民間主導によるトレーラーハウスを活用した拠点を拡大しながら、明るい未来を創造できる感性を高めつつ智慧と勇気が湧く活動に取り組みます。
いのち会議は、カルティベイトなどの組織と協力し、都市と農村、お年寄りとこども、アナログとデジタルなど、異なったものを掛け合わせ、本音で語り合い、智慧と勇気が生まれるミラクルを起こす取組みをひろげていきます。
【参考情報】
・株式会社カルティベイトhttps://www.cultivate-inc.jp
・沖縄離島体験交流促進事業を通じたチャレンジ「子供の育成×小さな島の活性化」
https://youtu.be/avEMxm7foS4
・離島体験パンフレット
https://x.gd/wMAOD
本記事に関する問い合わせ先
いのち会議 事務局、大阪大学 社会ソリューションイニシアティブ(SSI)特任助教(常勤) 宮崎 貴芳(みやざき たかよし)、教授 伊藤 武志(いとう たけし)
TEL: 06-6105-6183
E-mail: ssi2@ml.office.osaka-u.ac.jp
※取材の申し込みにつきましてはお気軽にご連絡ください。
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